DAYTONA クリックポストFake
2023.3.24お預かりのDAYTONA クリックポストFake竜頭修理です。
2本届きましたので一緒にこちらで紹介です。
こちらベルト調整のご依頼です。
追加完了で次の時計へ。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
裏蓋はスクリューバックですが純正のオープナーしか持っておりませんから。コマのピッチが合わないフェイクはお預かり不可です。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。症状は「手巻きが非常に固く(重く)回せない」です。
竜頭の裏側の汚れをチェックして。
竜頭パイプも、チェックしますが錆とかは無く。グリス切れもありますが機構的にも滑りが悪い。かといって、こういう時計は下手に分解するとネジが締まらなかったりで組み立てが出来ず。分解のまま返却になりますからあまり受付はしたくありません。一か八かでOK、分解のママ返却でも了解しますということでお預かり。
手間だけ掛かって費用が頂けない事が多いフェイクは触りたく無いのが本音。「手巻き機能」ですがお預かり時よりは軽く回るようになりました。多少は分解しましたが作業は「竜頭と香箱機能への注油」です。ネジ込み竜頭をキッチリ締め込むと固くなるので緩めたまま発送します。たまにネジ込み竜頭を緩めて軽く巻いて油分が回るようにして頂くしかありません。一応、普通にネジ巻きが出来る様になり時間も合っております。こちらとしても無理に踏み込めば「バラバラで返却」となるために安全優先の作業しかできません。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。