VERSACE 電池交換&文字盤装飾外れ
2024.9.1お預かりのVERSACE 電池交換&文字盤装飾外れです。
クロノグラフの目盛りリングが外れております。こういうパーツは本来は外れない部品ですから。外れるという事はそれなりの作りの腕時計ということです。触る事で泥沼の作業になる可能性が高く、まともな時計屋は触らずお断り対象です。
ステンレス無垢バンドに両開きバックル。ブレスのコマが錆びているのかジョイントの動きが固い貨車が数カ所有ります。
本来はこの位置にある装飾です。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
これがムーブメントですが、それなりのムーブメント。
長針と短針のズレもありますので針も外す必要が。思って居たよりもかなりの手間が掛かりそうです。費用もそれなりには頂くし、ムーブメント取り出しもしているし。ブレスの固さもあり。
ブレス&ケースは洗浄します。
目盛りリングの裏側ですが接着剤が乾燥しております。接着剤は剥がしたいですがリンが歪んだりリスクが高いので、このまま接着します。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
ムーブメントを収めてから「針のズレ」を忘れていり事に気が付き再度、ムーブメント取り出し。
ハイ、装飾取付と針のズレ修正も完了致しましたが時計が動いていない?。
結局、電池交換で問題無く動き出しました。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。