NIXON MINIMIZE THE42-20 CHRONO
2019.12.2お預かりのNIXON MINIMIZE THE42-20 CHRONO。ガラスの曇が気になりますが洗浄で綺麗になるでしょう。こちら同様パッキン交換もご依頼ですが必要かどうか?です。
3本届いたうちの1本。
ガラスの曇りは洗浄で綺麗になるでしょう。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
この裏蓋、軽く開きましたのでキッチリ締まっていない。それが曇りの原因か?
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
黒い物の上に置けばいかに曇っていたかがわかります。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
ガラスの曇りもスッキリしたところで。
時間合わせですが「ゼロ位置合わせ」が出来ません?
長針とクロノグラフ・センターセコンドが干渉しておりますが。それとゼロ位置合わせは関係無いでしょう。
再度、ムーブメント取り出しで針の干渉を解消します。
パッキンですが、これも劣化も無く交換しても意味が無い。
時間合わせは出来ましたが、問題は「ゼロ位置合わせ」。ゼロ位置合わせよりも、そもそもクロノグラフが作動しません。プッシュボタンは機能しており電気的なことが原因でしょうから修理は不可です。ただクロノ・センターセコンドがズレていては格好が悪く、かといってプッシュボタンで操作できない以上は再度、ムーブメント取り出しで針を直接触って12時位置へ移動させておきましょう。
ストップウォッチを使うにはメーカー修理しかありませんが、購入するほどの費用が掛かるでしょう。時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。