NIXON Simplify THE 51-30 クロノグラフ
2016.5.30お預かりのNIXON Simplify THE 51-30 クロノグラフ電池交換メンテナンスです。
遊び革の状態もチェックします。革ベルトですから洗浄が出来ません。
この革ベルト、センターラグピンと同じ構造ですから難しくはない。
ただ堅い接着剤でネジが固定されているのと、ドライバー二本が必要です。
片方を固定出来ればドライバー1本で作業できますが。
この変色は洗浄出来たとしても落ちないでしょう。
温泉でこうなったそうですが、初めて見ました。
これはクロスで磨くことで、黒さは消えると思おります。
問題は裏蓋。作業してみないとなんとも。
キズで塗料が剥がれた箇所に温泉が染みこんだ感じです。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。ムーブメントにダメージは無い様です。
電池格納部をチェクして動作確認。問題無く動きますから作業を進めます。
ケースの汚れを拭き取り外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
裏蓋のサビは削ってから洗浄して綺麗になりました。
パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
これが限界。表面が塗装なのであまり削ったりは出来ない。
竜頭も塗装ですからクロスで磨いて洗浄程度しか出来ません。
竜頭パイプも、この程度なら手作業でサビを削り落として対応。
竜頭やプッシュボタンはこれが限界。
ケースサイドも拭き取りのみですが洗浄するよりは手間が掛かります。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
尾錠を忘れておりましたが、これもクロスで磨いて生きます。
これが限界ですが綺麗になりました。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。