Exceed A690-T001220 TA 電池交換メンテナンス

2020.4.1お預かりのExceed A690-T001220 TA 電池交換メンテナンスです。
パペカレモデルですが「カレンダー情報は入力は不可です」。ただ秒飛び運針して時間はあっており2・3秒で電池が入替出来れば問題無いでしょう。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。

ベルト調整の要領でコマのジョイントを外してブレスを開きます。ピンが歪んでおりますが、Cリングパイプが無く、摩擦を大きくした様です。ただ、こちらにあるCリングパイプを入れて見ても入る物は無く、明らかに穴が小さい。

洗浄後の課題と致しましょう。

裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。取り出している間も秒飛びながら正常動作しております。

ケースの内側もチェックして。

裏蓋ネジも洗浄します。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたが何度か洗浄しても汚れが出ますから、一晩浸け置きして翌日に再度、洗浄して綺麗になりました。外観は綺麗でしたがブレスの隙間には長年の汚れがビッシリだったようです。それだけ作りが密である証拠でもあります。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックし、早々に電池の入替。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。

裏蓋ネジも洗浄して綺麗になりました。

全体的にツヤが出て綺麗に。

洗浄で汚れも出なくなり綺麗になりましたがバックルが外れました。

この丁番部分が外れた様ですがピンが抜けた感じです。

抜けるくらいですからピンは摩耗しており、抵抗なく挿入できます。若干太いピンは無いか探しましたが合う物が無く。ピンの両サイドを接着剤で固定します。それとベルト調整の要領で外したコマですが、これも同じ事情で交換用のピンで合う物が無く。接着剤固定となります。

ただ全体的に見違えるほどツヤが出まして、さす高いモデルは素材から違うという感じで腕時計す。時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。

このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
(2016年現在)

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可