TRUSSARDI SPORT TS-2510 電池交換プッシュボタン固着
2021.5.30お預かりのTRUSSARDI SPORT TS-2510 電池交換プッシュボタン固着です。
クロノグラフですがプッシュボタンが不動です。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。
ラグ部のバネ棒が曲がっており、かなりの引っ張りの力が掛かっております。
交換するしか無いでしょう。
ラグ部の汚れもチェックします。
バネ棒は壊れており交換します。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
作業の前に電池を入れて動作確認。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ムーブメント側のレバーもサビが浮いており、おとしておきます、
ケースの内側もチェックして。
内側からチェックしますと。
プッシュボタンが裏側で錆びて固着しております。どころかストッパーのリングがありません。錆びて崩落か?
プッシュボタンのホールはサビ落としにかなりの時間を要しました。洗浄して削り落としを何度か繰り返して、ここまでは綺麗になりました。
プッシュボタンもサビ落としをして洗浄して綺麗になりました。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
洗浄して綺麗になりましたのでグリスアップして、ストッパーリングを装着。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池を入れて動作確認。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ブレスも洗浄して綺麗に。
バネ棒も交換して。
バンドを取り付け、ゼロ位置合わせを行って電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
(2016年現在)