YSL2200-226313 YO 電池交換メンテナンス

2021.11.17お預かりのYSL2200-226313 YO 電池交換メンテナンスです。
2011年にもお預かりの腕時計ですから10年振りのご依頼です。

2本届いたうちの、もう1本は「オメガ Seamaster1424」。さて到着致しましたがブレスが千切れているでは?ピンが抜けただけか?折れているのか?

これはピンで留まっているのでは無く、コマの両サイドから突起が出ている構造ですが。右側の突起はあるものの。

左側の突起が根本から折れております。これは修復は不可です。余りコマがあれば良いですが。

余りコマがあれば入替でも対応が出来そう。

これがムーブメントで。

作業の前に電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックします。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

裏蓋も洗浄して綺麗になり、パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻します。

ラグ部のエンドピースを留めるのがネジピンでは無く。両サイドからネジ2本で留めてあります。このネジが堅く洗浄して汚れとサビを落とします。

洗浄でネジも回るようになり壊れたコマを除去します。もちろんサイズが小さくなる訳で、現状がジャストサイズであれば取れない手段です。

全体的にツヤが出て綺麗になったところで。

時間を合わせて電池交換メンテナンス&ベルト調整完了です。
翌日、発送と思えば止まっておりました。竜頭を引き直せば動き出しましたが。つまりは「クォーツ・ウォッチは寒さに弱い?」で解説の通りです。
古い時計ですし電子回路交換はもうパーツの入手が不可ですから実質、修理不可となります。

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。

このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
(2016年現在)

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可