SEIKO Chronograph 7T92-0CF0 電池交換メンテナンス
2018.3.22お預かりのSEIKO Chronograph 7T92-0CF0 電池交換メンテナンスです。
片方のプッシュボタンが不動で修復もご依頼です。
竜頭の動きをチェックして。プッシュボタンは片方が動きません。見ただけではわかりません。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ラグ部の汚れや弓環の汚れもチェックして。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
内側から見てもサビは無く、グリス切れか?またはパイプの中が錆びているか?
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
目盛リングがあるのでそのまま洗浄が出来ません。
ケースの内側もチェックして。
先ずは内側から押し出してみますが不動。よって軽く叩き出します。
ここまで出て来た所で表から引き抜きます。
それでも簡単には抜けません。
何とか抜けましたが変形文字盤無く、サビも無い様ですからグリス切れが原因です。
プッシュボタンも洗浄して綺麗になりました。
ケース側も洗浄して綺麗になりました。
目盛リングがあるので裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ベルトごと洗浄で弓環の汚れも綺麗になったところで。
ゼロ位置合わせを行って。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。