SEIKO 7T92-0CF0 Chronograph 電池交換メンテナンス
2018.12.16お預かりのSEIKO 7T92-0CF0 Chronograph 電池交換メンテナンスです。
竜頭の動きをチェックして。左のプッシュボタンが動かないというご依頼もあります。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックして。
バックルの汚れもチェックします。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
プッシュボタンが凹んだままです。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。ムーブメントは綺麗な状態。
作業の前に電池を入れて動作確認。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
プッシュボタンの動きが悪い症状ですが裏側から見てもサビは無く?。
という事はグリス切れ?。
裏側から押してここまでは出ましたがここからが動かない。
少し潤滑剤を流し込んでも動きは変わらず。これはパッキンが溶けているのか?
1時間掛かって何とか外せましたがサビは無く。
こちらにもサビは見られません。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
プッシュボタンも洗浄して綺麗になりました。
これはサビとかグリス切れとかでは無く。
プッシュボタンのシャフトが頭の部分と軸が傾いている。一番厄介な症状で普通なら「プッシュボタン交換」ですが部品は有りませんから直します。
パイプ側の入り口も修正が必要です。
ベルトごと洗浄で弓環の汚れも綺麗になりました。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス&プッシュボタン修理完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。