SEIKO DIVER 7548-7000 電池交換メンテナンス

2017.4.11お預かりのSEIKO DIVER 7548-7000 電池交換メンテナンスです。
お申し込み時は「分解修理・ガラス交換(一ヶ月待ちます)」というご依頼で
更に「正常動作」ですからお断り致しました。理由は
オールド・クォーツに近いので分解修理しても保証など出来ず。
ガラス交換ともなると防水テストも必須、また一ヶ月でみつかるかどうか。
しかし、電池交換メンテナンスだけで良いということでお預かり。

弓環の汚れもチェックします。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。

ガラスの曇が気になると言う事で「ガラス交換」のご依頼だったようでうが。

○の箇所は蛍光灯の映り込みですが、以外の白い箇所がくすみ。
これは「単なる曇りでは無く」拭き取りは厄介ですが、やるしかない。

20分くらい掛け、ゆっくりやれば綺麗になります。
(右端の方の未処理の部分と比べれば分かりやすい。)

目盛リングがあるので、そのまま洗浄は出来ません。
裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
ダイバー用のパッキンは、平パッキンですから入手は不可となり再利用とする場合が殆ど。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

ブレスも洗浄で綺麗になったところで。バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
このブレス既製品ですが、弓環がピッタシ合ってなかなか良い感じです。
ダイバーのガラスの曇り取り。他店では断われたと言う事で
これは仕方がないでしょう。
またガラス交換ですが気軽に受けるには
「脱着の技術がある・専用パーツを持っている・防水テストが出来る」最低、この条件を満たせるお店があれば受けてくれるでしょう。確率は殆どありませんが。
もし受けてくれたら分解修理も同時で、30.000円は覚悟ですか。
勿論、その後数日で不具合がでれば諦められる。という条件もクリアする必要がありますが。
この程度なら拭き取りで充分。
3.100円なら有事の際、諦める事も出来るでしょう。

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可