SEIKO DIVER 7548-7000 電池交換メンテナンス

2022.3.21お預かりのSEIKO DIVER 7548-7000 電池交換メンテナンスです。

ブレスは外して到着。

バックルの汚れもチェックします。

ガラスの曇が気になると言う事で拭き取りもご依頼です。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。若干の湿気の痕跡がありますが動作に問題は無いでしょう。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックしますが異常は無く。

目盛リングがあるので、そのまま洗浄は出来ません。裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

バックルの噛み合わせが浮いておりますので修整します。

ピッタシ収まりました。

ブレスごと洗浄で弓環も綺麗になったところで取付もご依頼ですが。

ガラスの曇り取りですが目盛リングがあるので曇った面を洗浄が出来ません。よって手作業で薬品を塗って拭いていきました。またラグ部にはダイバー専用の太いバネ棒が入っておりますが。

これでは弓環の穴も通らず。

ベルト本体の穴も通りませんから専用バネ棒では不可。普通のバネ棒に交換して取り付けます。

ガラスの曇りもスッキリしたところで。バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も経過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可