SEIKO 7N82-0150 電池交換メンテナンス

2018.8.25お預かりのSEIKO 7N82-0150 電池交換メンテナンスです。

5本届いたうちの1本。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス板巻きバンドに三つ折れバックル。

微調整位置をチェックします。

バックルの汚れもチェックして。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

バネ棒を外したいですが不動ですから、丸ごと洗浄してみるしかありません。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。ですが、テープが全面に貼ってあります?

テープはめくって電池格納部をチェクしますが異常は無く。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。綺麗にはなりましたがメッキが削れて
下の金属部分が剥き出しになっていた箇所はザラザラします。
これは削れば更に悪化しますから触れません。
ご自身でレジンでも塗ることが出来れば良いですが、接着剤でもよいでしょう。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

パッキンですが硬化してパリパリですから交換してシリコン塗布をし裏蓋に戻します。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

ブレスも洗浄して綺麗に。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可