GranadQuartz 9256-5000 電池交換メンテナンス

2021.3.10お預かりのGranadQuartz 9256-5000 電池交換メンテナンスです。

文字盤が黒に見えますがシルバーです。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス無垢バンドにスライドバックル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

ラグ部の汚れや弓環の汚れもチェックして。

作業の前に電池を入れて動作確認ですから電池格納部をチェクします。電池を入れて動作確認では不動。

強制運針器でしばらく回して動き出しました。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。長年の汚れがこぼれ落ちます。

ケースの内側もチェックしますと長年の汚れが、これは汚れでサビではありませんから洗浄で綺麗になるでしょう。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

こちらは電池格納部。端子が少し腐食しており拭き取ります。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

ラグ部の汚れも綺麗になりました。

裏蓋側も洗浄して綺麗になりました。電池蓋のパッキンですが硬化しており外して割れてもいけませんから、外さずそのまま洗浄します。洗浄中に外れたら厄介でしたが密着したママ。

裏蓋側に文字盤&ムーブを落とし込みます。

竜頭を装着して。

専用の変形パッキンを装着。このパッキンも硬化しておりますが特殊なだけに交換は不可ですから再利用。

裏蓋を閉めますがサビや変形も無いですから「カッ!」と心地よくハマります。

ブレスも洗浄して綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も経過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可