SEIKO EL-330 3308-8110 電子時計電池交換メンテナンス

2017.4.13お預かりのSEIKO EL-330 3308-8110 電子時計電池交換メンテナンスです。

4本届いたうちの1本。

オールド・クォーツという事でお預かりですが、これは電子時計。

この埋め込まれた竜頭が機械時計しております。
カレンダーの早送りはプッシュでしょう。

ステンレス板巻きバンドに三つ折れバックル。

微調整位置をチェックします。

バックルの汚れは洗浄で綺麗になるでしょう。

裏蓋は”ワンピース構造”で裏蓋記載。

弓環の汚れもチェックします。

積年の汚れですが、こうなると洗浄しないと綺麗にはなりません。

電池格納部をチェクします。電池は入っておりませんが、入れても不動。

ベゼル・リングを外して。

ガラスを外します。

竜頭の裏側の汚れをチェックして。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックします。

これがムーブメントで。

こちらテンプ側。テンプは可動致しますが駆動がきておりません。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認ですが、やはり不動です。

ガラスをのせてベゼル・リングを装着。

弓環やラグ部の汚れも洗浄して綺麗になりました。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了で、今回は洗浄のみとなりました。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も経過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可