SEIKOパペカレ8F33-0040電池交換メンテナンス

2022.5.15お預かりのSEIKOパペカレ8F33-0040電池交換メンテナンスです。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。全体的にキズが多くハードに使っておられます。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋を開けると電池がムーブメントを覆っています。

絶縁フィルムがあるタイプですからパペカレでも古いモデル。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。ムーブメントへのダメージは無いようですね。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックしますが綺麗な状態。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

電池を入れて動作確認。カレンダー情報を入力で触りますから指紋が付きますが、この指紋は拭き取っておきましょう。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

ブレスも洗浄して綺麗になりました。

時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。

翌日、カレンダーをチェックしますと「曜日が切り替わり不良」です。日にちは問題無いですから竜頭操作で合わせて頂くしか無いでしょう。これを修復するには分解する必要があり大事になります。ちなみにカレンダー枠が茶色く錆びて見えますが、枠を固定する為の接着剤が変色しているだけでサビではありません。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も経過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可