パペカレ 8F56-00F0 2本電池交換メンテナンス

2022.2.4お預かりのパペカレ 8F56-00F0 2本電池交換メンテナンスです。

2本届きましたので一緒にこちらで紹介です。同じ時計ですが右側の方がブレスが長いです。先ずはブレスの短い左側から。

竜頭の動きをチェックして。

チタン無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。

微調整位置をチェックします。

ラグ部のバネ棒は錆びておりますが洗浄で綺麗になるでしょう。

裏蓋はスクリューバックですが・・・指で回ります?一度、開けられましたか。

裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。

裏蓋を開けると電池がムーブメントを覆っています。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。スクリューバックが緩んだママでしたが湿気は入っていないようです。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックしますが異常は無く。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

ブレスも洗浄して綺麗になったところで。

バックルも綺禮に。

バネ棒もここまで綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。そしてカレンダー情報を入力してサクサクと完了。

そしてもう1本のブレスが長い右側の腕時計。

竜頭の動きをチェックして。引き出せますが段引きがぎこちない?

チタン無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。

微調整位置をチェックします。

ラグ部の汚れや弓環の汚れもチェックして。

裏蓋はスクリューバックで・・・?こちらは緩んでいる処か隙間が空いておりましたので全く閉まっていない。

裏蓋記載。

裏蓋を開けると電池がムーブメントを覆っています。

電池に文字が?。これはカレンダー情報を入力する端子の位置を電池に記載されておりますので触られたか?

これがムーブメントですが違和感を感じます?湿気はないものの歪んだパーツが有ります。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックしますが異常は無く。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。電池を入れて動作確認ですが不動です。普通は電池を装着した時点で、兎に角は動き出しますが不動。リセットをしてみると動き出しますが、竜頭を引いて戻すと止まります。再度、リセットしてみますが今度は竜頭が「中段」なら動きますが、押し込めば止まります?動作が変ですね。歪んだ箇所を修正して再度、リセットですが結果は同じ。これはもう手立ては無く諦めるしかありません。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

一応、ブレスは洗浄して仕舞いましたので取り付けます。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了ですが不動でした。カレンダー情報の入力モードにさえならずお手上げですね。

 

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も経過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可