SEIKO パペカレ8F56-00M0 電池交換メンテナンス

2020.1.16お預かりのSEIKO パペカレ8F56-00M0 電池交換メンテナンスです。
2013年にもお預かりの腕時計。

7本届いたうちの1本。

竜頭の動きをチェックして。

チタン無垢バンドに三つ折れプッシュバックルですが割りピンが抜けております。

ベルト調整もご依頼ですが矢印の向き、形状からいっても合いません。

ピンさえ通れば取付出来なくは無いですが無理な様です。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。こちらよく使い込んでおられるのが分かります。

裏蓋の裏側もチェックして。

裏蓋を開けると電池がムーブメントを覆っています。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。こちらはセイコーですからパペカレであってもカレンダー情報を入力は可能です。こちらロンジンは分かりませんから取説を読んで頂くしかありません。

目盛リングがあるので、そのまま洗浄は出来ません。

汚れてはおりますが錆は無いです。

ブレスを外したいがバネ棒が錆びて伸縮せず外せません。と思ったらケースの横から突けるタイプなのでラッキー!

何とか外せました。バネ棒は交換するしか無いでしょう。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

動作確認してカレンダー情報を入力。全体的にツヤが出て綺麗になりました。

ブレスも洗浄して綺麗になりました。

微調整位置で一つ外へ出せますね・・。

これで19.2cmくらいですから何とか使用は可能かと。「こちらのロンジン」「こちらのロンジン」でサイズだししました。

余りコマは使えませんでしたが、割りピンを入れてだけで使えそうですね。

 

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可