先日「TYPE 2」の電池交換をお預かりして発送しました。

これがサイトで載る最後の写真「これで電池交換メンテナンス完了です」
の写真ですが綺麗になった事がわかります。(ピンボケていましたが)
そして到着しましたメールが来ましたが。
「インデックスの5時位置の上にゴミがあります」と。
以前にも同じ様なケースは何度かあってご指摘を受けた事がありますが。
大概の場合、文字盤をケースに入れた時は見えなくても運送中に何処かに
挟まっていたホコリが静電気で文字盤側に吸い寄せられる事が原因。
その場合は送り返して貰って取り除くしかありません。

今回はちょと事情が違いまして。
これは文字盤を取り出した時の写真ですが確かに茶色い点があります。
実は私、これは承知で発送したのです。
何故かと言えば私も完了後、このゴミが凄く気になったのです。
写真ではわかりにくいキズでも肉眼で見たら、やたら目立ちましたから。
ところがキズミで見ると錆びた工具の角が当たって凹んだ所に
錆びた粉の茶色が付着している感じ。
これは取れないし取ろうとして削れば後々、そこから
文字盤の表面に覆われている薄いフィルムが剥がれて出す可能性があるからです。
これを直すのは交換かリダンしかありませんが模様があるからリダンは無理でしょう。
ただ打ち傷はかなりの年数が経った感じがありますので
一応、元の写真を確認すると。
到着時の裏蓋を開ける前の写真ですが。ホコリ(キズ)が写っているでは。
まさに「レンズは見ていた!」の世界ですが。
何故、こうなるかと言えば私も腕時計が届いた時、このキズは
全く気にならなかったのです。
それはガラスにも多数の小キズがあって、そこに汚れが入り込んでいますから
そこは茶色くなっているので文字盤が全体的に汚れた感じに見えます。
それが洗浄で綺麗になるとガラスのキズの茶色は白になります。
文字盤が白でガラスのキズがの箇所が白くなれば同系色で気にならないのです。
そこへ文字盤のキズは茶色に凹んでいるので凄く目立つ様になってしまった訳です。
今回の事とは別に良く起こりえる事は。
出来映えがあまりにも綺麗に変わっているので到着後
思わずシゲシゲと見ているうちに綺麗になったものだから
小さいキズが気になって「あれ?こんな所にキズがあったかな?」と
錯覚する訳です。綺麗になると今まで気にならなかったキズが
目立って気になるのです。
実際、バフ掛け・洗浄したケースをみると凄くツヤが出て綺麗になるのですが
「このキズが無ければな・・・」と思うことが良くあります。
以前は、そのキズも普通にそこに収まって模様の一部になっていたものが。
洗浄で「模様が目立つキズに変わる」そういう場合は毎回あります。
今回の場合は「発送いたしました!」メールでお知らせしようか迷ったのですが
持ち主がまったく気に留めて居なければ余計に気になりますし。
クレームで無い物をわざわざクレームにする可能性もあります。
結局そのことには触れずに「発送いたしましたメール」を送信しましたが
ご指摘があった時は「やはり気になるわな(;^_^A」と説明メールを送信した次第。
今回はご納得頂いてお詫びのメールまで頂きましてお陰でスッキリ解決!
取り方を変えれば「そこまで洗浄で綺麗になる」って事なんですね・・・。