お国変われば

 

購入は2年前で、最近止まったので自分で電池交換したのに動かないと。

ムーブメントはLUMINOXには多い「RONDA」

ただ普通は、このムーブメントならSR920SWですが
SR927と若干分厚い電池が採用されている為に
更に電池押さえの金具を追加してあります。

920SWを入れればコイル横の爪で押さえてくれるのですが。 
わざわざコストが掛かる構造に何故したのか?
強いていえば針が大きく、夜光の塊が針の先端に装着されており
針への負荷が掛かります。となると
当然、電池寿命が短くなるので本来よりも大きな容量の電池にしたのか?

電池はまだ1.55Vありますから異常無し。
そこで注油すると問題無く動き出しました。 その話しから思い出したのは

上の写真の時計は正規品では無いという事ですが。
正規品で無いものは作ったメーカー(組み立て工場)でも
調達先のムーブメント取扱会社がどのような製造&保管をしているか分かりません。
出荷時から「要OH」状態のムーブメントがあっても不思議ではないのです。

現に私らでもムーブメントのみ購入しようとすると購入先から
「ムーブメントは販売致しますが”要OH状態”のものが混じっている事もある」
と言われます。となると職人さんでないと買えない訳ですが。

舶来品という物は日本では考えられない常識が一杯あります。
国産のMIYOTA やEPSONムーブだって作っているのは海外ですから。

ちなみに良くブランド・ウォッチでは部品交換が発生すると国内に在庫が無く
「スイスへ発注」というのは良く聞く話。納期も当然2〜3ヶ月になります。

ところが長らく待って荷物が到着。開封してみたら
「在庫有り」の返事があった部品が入っていないという事も多いらしい。
原因はスイスからですから注文の都度、宅急便という訳には行かず。
ある程度の数が溜まるまで荷物を溜めてある訳ですが。
現地で、その部品が必用になれば発送予定の荷物から抜き取られていた。
なんて事も多々あるとか。
納期”2〜6ヶ月です”という様な不思議な回答の意味はそこにある? (v_v)

「この記事は(2011.4.30)に掲載されたものです。2011年6月、サーバ引越のため以前の記事が消失致しましたのでPCに残っていた記事の再アップとなります。


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