分解修理不可のムーブ写真

昨日の記事の続きではないですが「分解修理不可の写真」を掲載。
分解修理ご希望でも裏蓋を開けて、下記のムーブメントは分解不可。
よって「電池交換で動かない場合は返却となります」

「セイコー系、クロノグラフ」ムーブ。20.000円〜100.000円までのクロノグラフはこのムーブメントが多いですが「分解不可」です。

同じくセイコー系ですが上の写真よりも以前のクロノグラフ・ムーブルキアなどに多いですが「分解不可」です。

「ブランド・ウォッチ汎用クロノグラフムーブ」WENGERやセクターに多いですが、これも分解出来る構造にありません。

「CITIZEN系、クロノグラフムーブ」これも分解不可ですから電池交換で動かない場合は返却です。

これも同じく「CITIZEN系」で分解不可。

これは昨日の記事の写真「ブランド・ウォッチ汎用ムーブ(三針用)」
歯車がプラスチックですから分解修理不可です。
よって湿気が入ったりして不動の場合は「メーカー修理か買い換え」になります。

この2つは「ブランド・ウォッチ汎用ムーブ(三針用)。
これは分解修理も「ムーブメント交換」も可能で30.000円くらいですか。

クロノグラフは基本的に「分解修理不可」「ムーブメント交換も不可」となります。
もっとも「メーカーへ送れば対応して貰えますが」

つまりは「現在、流通している10万円以下の時計の90%は分解修理不可」です。
これから昔の時計店「販売する→メンテナンスでリピート」。
これが成り立ちません。
「販売(利益は出ない)→メンテナンス(修理までして使わない)」ですか。

電池交換の収益(僅かですが)しか出ない業界。収益を出す方法は?
昔みたいに「時計=高額商品」の領域しか触らない地域一番店。
今の時代でも「50万円出して購入した物は使い捨てしないでしょう」

言い換えれば高級品を扱えない限り
「メンテナンス・リピート」は無い業種という事になります。


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