TISSOT TOUCHの構造

 

先日お預かりの腕時計。実はこれ数ヶ月前に電池交換メンテナンス(洗浄)した時計ですが、それが数ヶ月で止まったし表示も消えたと言う事で送られてきました。
如何にも頑丈そうでダイバーっぽくみえる腕時計ですが。

この腕時計裏蓋はスクリューバックでは無く”はめ込みタイプ”で
さらに裏蓋に隙間が空いております。オメガのX-33と同じ構造です。
センサーが付いているので外気を感じる必要性からとは思おりますが。

そしてその下はというと網がかぶせてあるのみですから裏蓋による防水性は「0」

 

それを外すと電池蓋が見えますがこの先は各所に防水装備が成されております。
言い換えれば裏蓋は無く、この状態で腕に着けるのと同じ事になる時計です。
電池蓋は2本のネジで留まっているのみですから防水性は期待薄。

 

さて電池蓋を開けて電池を測ると正常電圧。何故、止まった?
良く見るとマイナス端子に結露が。これを拭き取れば動きました。
それだけで解決。その旨を写真も一緒に送ってご説明、一件落着。

「この記事は(2010.2.5)に掲載されたものです。2011年6月、サーバ引越のため以前の記事が消失致しましたのでPCに残っていた記事の再アップとなります。

2013年現在。この腕時計は「「リチュウムの電池交換のみ2.000円コース」のみの受付になります。ケースを洗浄するにも、バンドを外すにもリスクが高い構造になります。


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