バフ掛け

このサイトのチェックをよくして方はお気づきかと思おりますが
以前のように「バフ掛けでピッカピカ!」という言葉が登場しません。
それは最近「バフ掛け」をしていないからですが。

特に、こちらにご意見のメールが来たりした訳ではありませんが
一時期、やたら「軽い目のバフでお願いいたします。」というご要望が多く。

それから判断できる想像は
「バフ掛けは望まないが、サイトのポリシーみたいだし無しでとは言いにくい」か。
「バフ掛けはして欲しいが、テカテカは困る」というご意見が多いのではと。
想像であって「中止する直接の原因」では無かったのですが。

原因はこちら「バフ・マシーンがぶっ壊れました」。
ある日、突然スイッチが入らなくなりました。
隣が電気屋さんですから調べて貰ったら、スイッチ等の接触不良では無く
「モーター内部に巻かれたコイルの断線」が原因らしく。
直すにはいわゆる心臓部(モーター)の交換が必要ですから
購入するのも変わらない金額が掛かるのは当然でしょう。
購入から2年くらいですから当然、保証期間も過ぎているので廃棄することに。

それで「バフ掛けは中止」する事にしました。でも再度、購入はしません。
2〜3万円くらいで買いましたが、毎日の使用となると製品の耐久性からは
「酷使している部類」なっていたのだと思おります。
超音波洗浄機もそうですがネットでよく見る「3.000円」程度物は半年くらいで
壊れます。そこで現在は定価15.000円で6〜7.000円での購入ですが1年が限界。
だいたい毎年くらいの感覚で超音波洗浄機を購入しております。
もはや4代目ですが。これならプロ用の7〜10万円くらいの物が買えたなと。
毎日、1時間は稼働させております。超音波部分は問題ありませんが
「スイッチが駄目になり」送料や修理代で5000円くらいになるなら
買い換えと言う判断になります。

最近の製品は時計もそうですが内部は簡素な割に修理代はそこそこ掛かります。
そういえば今まで「バフは買ったことが無い」。
親父が使っていた物をそのまま使っており”壊れない物”と思い込みがあります。
今回の物は「電池交換メンテナンス受付、開始」で先端に付ける「バフ質」の
バリエーションを増やしたく購入でしたが。
親父が残してくれた古いバフは、まだ健在です。これは大事に取っておきますが。
昔の道具って「壊れようが無い構造」という物が多いですね。

そういえば、この頃「脱磁器」の購入も考えておりましたが止めることに。
基本的にネットで出回っている製品はプロ用として使うには耐久性が低い。
大工さんに聞くとホームセンターの電動工具もそのようですが。
仕事で使う人は毎日の事ですから。そこそこの値段は覚悟する必要があります。

そこで「消磁器」とも呼ばれますが・・・・おお〜〜!!
(余談ですが最近の購入のATOK。 「しょうじき」で変換して「正直→消磁器」ですか!
二回で変換ですか、凄い!”正直”の後は商事・生じ・障子”等を想像しておりました)

それはさておき、この消磁器と言う物は毎日使う道具でもありませんが。
親父の古い道具が有ったな・・・と思いだし。
何度か廃棄しようと思った道具ですが今回の事で古い道具は見直す価値ありでは?と。
特にこういう単純な構造の物は。
年代を感じる作りですが40年は経っているでしょう。木製ですから。
ちなみに、かなりの帯磁で使えなかったピンセットで試してみれば、一発消磁!
「結構、いけるやんか!」という感想。
親父の代からおそらく、私は20〜30年ぶりにスイッチを入れたのでは?とも。
思えますがスイッチONで、ランプが点灯し問題なく使えて、
おぉ〜〜〜!!!と感動ものでもありました。
昔の物だから”切れようが無いくらいの太い線”を巻いてコイルを作っているのかも?

この差し込み部分が、またレトロな雰囲気。
この道具、小学生で背が低かった私は丁度、穴の横から覗き込む格好になり
ぶぅ〜〜〜んという音とランプの光が幻想的でタイムマシンに見えたものでしたが。
まだ電卓さえ無く、テレビが普及し始めた頃ですからね・・・
幼少の頃を思い出す懐かしい道具でもあります。


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