諸行無常

本日、楽天のとあるショップで買いものしようとしたら「閉店されておりました」
お気に入りの店だっただけに寂しい気持ちになった次第です。

何がお気に入りだったかと言うと「迅速性」です。
私はネットの世界では” 最低条件”と思っているくらいです。
言い換えれば、その「迅速性を維持」すると言う事は”パソコンにかじりつく”。
という事でもありますが、いくらコンピューターの計算能力が上がろうが
コンピューターが勝手に梱包して発送はしてくれません。
余程の大手なら「仕分け担当」「指示担当」「梱包担当」「チェック担当」など
分担で常時滞在体制がとれますが、個人では難しい。
私がネットで「販売に踏み切れない原因はそこにあります」。
迅速性を維持することの大変さが分かるからですが。
電池交換メンテナンスは販売では無いにしても、ネットにはかわりないから
可能な限りの迅速性は意識しております。

では何故その店が「閉店した事を知ったか」。
お気に入りの店と言うのは、頻繁に使うので楽天の「買い物履歴」に残りますから
履歴から、商品をクリックしたら「7月26日をもちまして営業は終了しました」
と表示された事で、知ることになった次第です。
使った事が無い店なら気がつきもしないでしょうし、モールの全貌を眺める事も出来ないですが。

買っていたのは消耗品なので2ヶ月に一度くらいで、リピートしておりました。
リアルな店舗では最近、在庫する店が減り探さないと購入が出来ず。
何処も「お取り寄せになります」と言う事で。それならネットの方が早いかと。
そのお店は、午後の2時頃までの購入なら、翌日に「即到着」。
この迅速性がストレス無く利用させて頂いておりました。

ところが先月、購入しようとすると「只今、リニューアル中」と表示。仕方がなく
他店で買う事に。ところが驚きは「取り寄せで在庫確認・在庫確保に2日。」
「入金確認に1日・発送に1日。」
クリックして購入から到着まで「4日」です。
在庫確認のためにか購入手続きから2日、自動返信以外のメールはきません。
たまたまか??とわざと同じ物を他店でも購入してみましたが
3店とも同じで、取り寄せ体制であるのに「在庫がある様に見せかけての販売」。
今磨までは当たり前と思って買っておりましたが、このときは
何時もの店の有難味がヒシヒシと感じられました。
今の時代、ネットで「販売」となれば、迅速性無くして生き残れないであろうと。
(余程の特殊で、価格競争に晒されない商品は別でしょうが)
そのとき、他店で買った物が無くなったで「今回こそは何時もの店で」
思って購入にいったら「閉店していた訳です」。諸行無常

最近、現実世界でも「有るべき場所の店が突然無くなっていたり」
反面「思いもしない、店が突然出来ている」という事も。
リアル世界では視覚に感じるので、分かりやすいですが。
ネットでは楽天の様にモールであっても足を運ばないので
何時も利用している店が消えていても、全く気がつかないでしょう。

ネットの世界は全てが「サーバ上(ハードディスク内)の世界)」
「削除」ボタンをクリック一発で消えます。
私のサイトもサーバ引っ越しの時、全てアップロードをし終えるまで
6時間掛かりました。5.000ページは優にありますから。
それだけのページを作るのに9年という歳月を掛けております。
それでも消去は「1秒」で可能です。
それがサーバ上の世界(ネット)で店舗を「閉店・解体」すると言う事です。
諸行無常・・・その感覚を感じたのは8年前。
25年、運営してきた テナントの店の撤去でガランとなった店舗をみてそう感じました。
「終わったんだ・・・・」という実感。
閉店されたスタッフの気持ちを思うと共に、あの時の自分の気持ちがオーバーラップした買い物となりました。

その楽天のお店「クリックで”買い物かごに入れる」で商品が届いていた訳で。
ある意味”自販機的な買い物”の連続でした。
スタッフの方とメールのやり取りをした事もありません。
でも迅速性が「頑張ってます!・何時も有難う!・次回も宜しくね!」という
一生懸命さが伝わっていたので、会社のご都合とは思われますが
閉店はスタッフの方にとっても無念であったと心中察します。
でも客である私は必需品であって新たな、お店探しが始まる訳です。


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