消えるダイエー

昨日のニュースで「ダイエーの上場廃止」が報じられ、これで名前が消えます。

それだけのことですが感慨深いものがあります。
私も2006年まで。25年間ダイエーのテナントとして共に親しんだ境遇であり。
名前が消えるのは寂しく感じます。
「大き過ぎて潰せない」と言われてから十数年が経ち、
大きな衝撃が伝波しない様に期間を設けて、ついにこの時が来たかと。

何か自分の人生にも区切りが付いた感じです。
人生の一番楽しい年代を職場として共に過ごしてきました。
そこで商売も接客も学び、病気や震災も経験し。
また企業の栄枯盛衰を見せて頂くことになり勉強になりました。

これで終わったんだという思い。
身近に関わり何かと助けて頂いた歴代の店長方々。
私の長期療養中を支えて頂いた店のスタッフ方々の顔が浮かびました。
自身は2006年にダイエーを撤退し仕事場が変わったので
この8年の間に大きく変化しました。
介護に始まり両親を送り、禁煙からついに禁酒まで。
お陰でウォーキングも習慣になり自身は病み上がりから完全復活。
商売は店舗中心からネット中心へ。そして今年はついにダイエーと同じく
「時計店」の看板は全て外しました。(店は事務所と化し何屋?とう状態)

ダイエーと時期を同じくして看板が消える運命とは。

看板を外したのは環境・目指す所・年齢から独り運営で常時店番に限界を感じたからです。
ネットなら独りでも、まだ可能です。体裁に拘っていては無理が生じる環境に。
生きる為には何が必要かと考えると自然な流れと言えるでしょう。