遺産分割協議が整う

「解体することに決めました」と言っても、今回は家の主に子供が
無い(相続人が居ない)為に「遺産分割協議」というものが必要でした。
元から「遺言書」があれば無用の行為ですから、その重要さが身にしみました。
かといって両親の時もそうでしたが、簡単に遺言書を書く人も少ないでしょう。
この分割協議、経験してみると結構面倒でストレスにもなり仕事にも影響が出ました。
良い経験にはなりましたが。その経験が活かされることは、もう無いとは思おります。
そういう立場に置かれないと経験出来ない事でもあります。

今回、その分割協議が整ったからこそ解体作業に入る事が出来た訳ですが。
工事関係の方には整うまで「待ったを掛けている状態」になります。

こちらも固定資産税の支払い・地代の支払いが発生しますから呑気にも構えられない。
それは地主さんも同じ事でしょう。
私が放棄すれば、このまま「空き家で何年も放置」となる事必至。
それでは地主さん、ご近所さんにもご迷惑を掛ける最悪のパターン。
でも似た様なパターンは全国的に多発している事態でもあります。

このまま解体も出来ないでは、何年も空き家のママになり。
草引き等の定期的なメンテナンスに手間を取られ。
借り手・買い手探しにも、手を取られます。
これ以上仕事に支障が出ている状態が続くのは回避したい。そこで

私の一存で「家屋は解体」と決めて分割協議をスタートさせました。
しかも分割協議も11名となると、整うまで数年は掛かるであろうと。
異議でも出ようものなら、もう「整わない可能性さえ有る」 という事で。
最悪の事態も想定しながらのスタートでした。

続く


(ガレージを解体して、そこを土間にして次は納屋の解体)