Charles Vogeleの数字

Charles Vogeleの数字といってもインデックスでは無く。
回転ベゼルの目盛と数字です。細かく書いてありますがそのぶん
文字が細くて小さい。
それが何かというと、その細くて小さい為に文字にペイントを流し込む「深さが浅い」。

それが何に影響するかと言えば。

洗浄で流れ落ちてしまいました。
このサイトでも良く「墨入れして・・・」という下りが出て来ます。
洗浄で数字の黒い塗料が流れ落ち場合は
数字の部分にラッカー・エナメルを塗ってアルコールで拭き取れば
数字の溝に流れ込んだ部分だけ黒く残り、数字が現れます。

ところがこのタイプの時計、過去にも何度か墨入れしてみましたが後から
「直ぐに剥がれ落ちました」ので再墨入れを。
という事になります。それが数ヶ月おきに続くとキリが無い。

洗浄で簡単に流れ落ちるくらいですから、毎日使うと数年で
数字がまばらに消えていき、見た目が汚くなります。

そうなってからでは、日にちが経ており洗浄でも綺麗に落ちません。
TAG HEUER等では洗浄程度で消える事はありませんが、
雑貨ブランドでは仕方が無いでしょう。
かといってOMEGA・SECTORでは回転ベゼルの「赤・青の帯ごと数字が消えた」
そういう事もあります。結局は時計によるという事ですか。

この墨入れはご自分でも出来ます。
爪楊枝等に塗料を塗って溝に流し込み、少し乾いたら「除菌液」等を染みこませた綿棒で拭くだけです。
ただやってみると分かりますが、こういう文字の溝が浅いタイプは
拭き取った時に全てが拭き取られたり。
塗料の半分が拭きとられたりと、意外に簡単に拭き取りが出来ない。

塗った塗料を拭き取るのに、一目盛りずつ乾燥させる時間を考慮して
丁寧に拭いていけば綺麗に仕上がるかも?しれません。