Googleマップに

先日、キヨセ時計店はGoogleマップで検索されないと言われまして。
といっても「キヨセ時計店」で検索すれば出るとは思おりますが。
近隣の場所を検索しただけでは出て来ない。

なるほど!確かに。近所の異業種のショップは表示されますが。

これ、過去の行為を振り返れば、当然の結果でもあります。
というのも10年前に、私自身の判断で電話帳から消しております。
その昔、父が生きて居た頃。
ネットで電話番号を調べて、お電話頂いたお客様に対して父は
「当店はネットなど関わっておりません」等々不都合が多く。(悪気は無いのですが)
つまりは自分の店なのに、自分にとって分からない事を聞かれる。
それが大正生まれの、父には不愉快だったようです。
固定電話がネットで表示する様になると、夜中でも電話は鳴る訳で。
そういう時、父は誰であれ関係無く怒鳴り散らしておりました(^_^;)

これは電話番号の表示はマズイな!と思い。
私が電話帳から消したのです。 (それでも数年は検索されましたが)
それが今になって、効いてきたかのかも?

かといって今更「キヨセ時計店」として載せても販売する商品は無く。
まして電池交換でさえ、今や誰でも歓迎という時代では無くなりました。
せめて誰からも愛されるキャラが備わっていれば話せば伝わるでしょうが。
私の様に出来ない事は「出来ない」と、言うことが精一杯です。
ネットでは「電池交換で壊された」という情報も飛び交っておりお客様も怖いのです。

そいう意味では、今や安心して触れる時計は、ネット受付のリピータ様と友達くらい。
持てる力を存分に発揮できます。

時計業界がもう、コンシューマは求めてはおらず高級化路線。
そこへNIXONやDIESELの様なブランドが台頭し。
お客様からすれば「時計屋なら技術力があるから」と期待値が大きい。
残念ながら、その技術力も最低限の素材とパーツ管理があってこそ。
期待値が大きいという事は「ミスは無い」万が一「あれば部品交換で原状復帰」
それが一般が求める技術力です。
時計屋で出来る事は限られてきた今は、迂闊にバンド修理で触れば
保証を期待されますから「出来ませんと」と断るしか無い時代ですね。