Office きよせ

昨日のGoogleマップsの続きではありませんが。
「Office きよせ」と貼ったのも困ったうえでの苦肉の策。

というのも最近「何業」「何屋」っていうアピールするものがありません。
一般的な「時計店」と思ってご来店されても困る理由で「Office」と表記。
父が存命のうちは時計も並べておりショップらしい格好は保っておりました。
それが現在は、商品は何も無く。店内に入ればどうみてもオフィス。
いえ「何屋?」という雰囲気です。かといって普通の家では無い理由で
「Office」なんですが。

父の生存中は時計も並べておりましたが。
それで生きて来た人ですから、時計屋として終わらせてあげたく
商品は置いたままにしておりました。

没後も掛け時計やメガネも置いておりましたが、来店される方で
購入目的で入って来られる方は殆ど皆無。
目的は「ベルト調整」「電池交換」が98%。
もうベルト交換さえ需要が無くなりました。
ネットでは販売しているショップもありますが、全国区だから成り立つ商売。
私が「電池交換メンテナンス」を地元オンリーで展開しても成り立たない事と同じでしょう。

もう革ベルト交換で3.000円〜5.000円も出すなら買い換えという時代です。
使い捨て時代になったのでは無く、対応出来るショップが存続できない為です。
また最近の時計で「既製バンド」が似合う物が無くなった。
いえ、交換出来る構造に無いものがほとんどです。

時計メーカーでは無い時計。NIXON・DIESEL・アイスウォッチ等々。
またG-SHOCKにしても既製バンドに交換出来る構造やデザインでは無く。
電池交換ですら時計屋が触れる構造のものが減っております。

時代の流れですね。
この10年、介護に振り回されながら、店に集中できない状態でも
電池交換メンテナンスをご依頼頂くお客様のお陰で、食いつなぐことが出来ました。

幸いにも年金生活も視野に入って来るような歳になり。
父が残してくれた家も有るお陰で、もうドタバタする事も無いと思おりますが。
今からリスクを背負ってまで新たな仕事を始めるパワーはありません。
これからは、電池交換メンテナンスで、ご愛好頂いた方々の為にも
電池交換メンテナンスを継続する事で、応えて行くことが私の役目。

両親についで、今年で叔父さんも見送り介護する人も無くなりました。
まだ遺産分割協議と家の処分がまでが残っております。
私に責任がある訳では無いですが、お爺さん・父が過ごした家ですし。
長男の私としては家系の流れの問題は、自然消滅させるよりも
キッチリ整理したい。それがご先祖様への自分のケジメです。
よって当面はそれが大事な仕事で中心になりそうです。
見方を変えれば近年、仕事に集中出来る環境に縁が無く。
最近は、その運命を受け入れるしかない。そう思うこの頃ですが。

Google Mapsの話から逸れましたが、地図を見てご来店頂いても不在が多いですから、
時計を発送頂ける方のみ対応の「電池交換ショップ」となります。