視力矯正の意味

先日の「眼鏡を作った」話しですが、もうひとつ理由があります。
それは「車の運転」に支障が出てきたという理由です。

40才も半ばを超えた方は経験していると思おりますが。
夕方、パソコン・DIY等の近くを見る作業をした後に
遠くを見ると”ぼやぁ〜〜!”とします。
遠くをみてもピントが合わない、あの感じです。
運転とか遠くを10分以上も注視するとピントが合ってくる訳ですが。
加齢と共にピントが合ってくる時間が長くなります。

そういう事を繰り返しているうちに、度数が進んでいくわけですが。
メガネも兼業していた経験から早い目にレンズ交換した方が目に優しい。
しかし。自分の事となると月日の流れは早く。メガネは廃業した今では
現実的には頻繁に、眼鏡の度数を測って毎年レンズ交換する訳にもいかず。

私、仕事以外。普段の生活では眼鏡無しで生活しております。
車の運転も免許証の条件欄に「眼鏡等」の記載は今でもありませんから。

よって50才までは日中は不便も感じず運転しておりました。
それがここ2年ほど急に「飛ばせなくなった」というのが実感で。
そして夜間は「ブレーキの反応が遅い」という認識が強くなりました。

分かる方にしか分からないデータですが。
R「S -0.25 C -0.75」AX90. L「S -1.00 C -1.50」AX90./ADD +2.00/PD63.
不同視と乱視のデータから「遠近感に狂いを生じ」ます。(若干ですが)

夜間の運転中での反射能力が落ちたな・・・と感じたのはこの為でした。

事故になる前に予防で。
免許の条件が付かなくとも度数の変更に至ったわけです。
結果、夜間の運転は以前の感覚が戻り。日中も動きが俊敏になった気がします。
(メガネ業に従事していた頃の経験では、”この測定結果で”よく運転していたな?
そういう経験は度々しております。せめてそうなる前のレンズ交換でした。)

一番大きかったのは「姿勢の矯正」です。度が合っていないとパソコンも
どうしても猫背に成り、屈むので腰にも負担が来る。
屈むので内蔵も神経も圧迫すると、良い事はありません。

そしてゴルフのアドレスでも無意識レベルで、前屈みになっており。
眼鏡を掛けただけで打ちやすくなりました。
ゴルフのプレーで眼鏡は、雨の日・汗が流れる季節では鬱陶しく。
今までは練習もコースでもメガネは掛けないで、プレーしておりました。

視力を正常に矯正しただけで、身体に及ぼす影響が大きいという事を
歳をとって実感します。
8年前まではお客様にそう説明していた自分なのに。
分かっていても行動しなかったのは、生活に余裕が無かったと反省ですね。

写真は「前掛けレンズ」という物ですが。跳ね上げ式でトンネルに入るときなどに
跳ね上げれば安全。また買い物などに建物に入ればバネ・クリップですから脱着すればOK。
遠近両用の歳になると重宝するツールです。

目の矯正(両目の視力1.0以上に修正)をして、色んな方面に効果が出るのは
3ヶ月くらい先でしょう。
この、わたくし38才で白内障の手術をしております。
ぼやけて見えない期間は3年。”高齢者ならまだオペは早い”そういう進行度合いでしたが。
若いので仕事もせねばならず、思い切ってオペをしました。
オペ後、鮮明な視界になった爽快感は記憶に新しいです。しかし、それまで3年は
は見えない生活をしたお陰で歩く事さえスローな生活を強いられており、
脳までがスローになっておりました。活発に動ける様になるまで1年はかかりました。
タイトルの「視力矯正の意味」は、そういう事が伝えたかったという意味です。