手続きが煩雑な時代

昨日の「G-SHOCK」で紹介したメーカーの対応もですが
世の中がクレーム対策を意識した動きをする時代になりました。

典型的なものが「スマホ・携帯」キャリアの契約書。
料金プラン等々。一つ一つに「説明を聞いた、確認のサイン」を求められます。
よってスマホを買うと2時間は必要で、タブレットなども契約すると半日仕事になります。

整形へリハビリに行っても「リハビリの成果について確認書」にサインです。
各種メーカーのカスタマーサポートへの電話は「品質向上の為に録音」されております。
品質の向上は「お客様にご迷惑をお掛けしない様」、
つまりはクレーム回避ですから必要不可欠なことかとおもおります。

つまりは後から「言った・言わない」を避けるため。
言った言わないは「詐欺行為だ!」に繋がり訴訟に繋がるからです。
訴訟の時に「回避義務を怠った」という事で、サービス提供側が負けます。
よって最近のサービス業者の方、医療従事者も殆どは訴訟のための保険に入っております。

しかし古い個人商の方などは回避義務など考えてもおらず、
人の善意に頼る運営をしている以上、零細企業はひとたまりも無い。
企業どころか最近は、昔ながらの街の個人商。”顔見知りだけ相手”のご商売の方。
年輩の方が店番をしている様な、お店は狙われております。
老いたご両親が店番をしている方は、注意喚起くらいはしておいた方がよいでしょう。

わたし2006年にスーパーから撤退いたしましたが。
その時代に華やかな小売業の裏側を嫌と言うほど見て来ました。
その流れから見ると、なるべくしてなった様相であります。

わたし個人的に気をつけているのは、サービスを受ける時には
「安全な人間をアピール」する事です。(その姿が怪しい方も居ますが)
歳をとると黙っているだけで不機嫌に見えます。
笑顔を忘れた人を対応している方は表情が硬いです。
私もネット受付をしている間にいつの間にやら、
メール対応している瞬間は笑顔は喪失しております。
警戒心のみで対応している自分に気がつきます。

それがネットで商売する事であり、それを越えていける人が利益を出せる世界です。
もう私などは落伍者ですが、その分。人間らしさを取り戻せた気がします。