店は楽しい! 接客いろいろ

2005年1月11日

昨日、掛時計の電池を買いに叔父さんが入ってきました。

「にいちゃん!時計の電池頂戴か」
「ハイ、時計は・・?」
「時計いうてそんなもん、持って来なあかんのか?」
「もちろんです、時計が無いと電池交換出来ないですよ」
「あんな大きなもの持って来れるかいな!」
「大きな物って・・・?」
「掛時計やで」
「あ〜、掛時計ですか、でしたら単二でしょうか単三でしょうか?」
「何やそれ?何を訳の分からんこと言うてるんねん掛時計やがな」
「いや、だから単三とか言って頂かないと」
この”左の電池”を見せながら。
「そんなもんやろ。もうちょっと大きかったかな?」
「でしたら単二ですが」
「どっちでもええわ、似たようなもんやろ」
「いえいえ、全然違おりますよ」

すると叔父さん、何を考えたか店に陳列してある掛時計を指しながら。
「これと同じや、この時計の電池くれたらええわ」
「これは単三ですが、ほんとにこれと同じですか?」
「同じやがな、ここで5年前に買うたやつやがな」

いくら何でも5年前のお買いあげの時計と同じ物が店に陳列されているハズがない・・

「それでは分からないですわ。この時計は去年末の新製品ですから」
「そんな事ないはな、これと一緒の時計や」
「いえいえ、5年前の時計が新製品と同じ訳がないです」(;^_^A

「ほ〜、あんたの口に掛かったら5年前の時計でも新製品になるんか?ええ加減にせなあかんで!あんた時計屋のくせに、俺がコレと同じ時計屋や、言うても分からへんのか?アホか。 」

「だから、その入っていた電池でも持って来て頂ければ・・・」
「あんた!人を馬鹿にしてるのか?たかが電池で何をごちゃごちゃ 難しい事言いようとんや!」

あ〜、これは聞く耳持っていないなぁ、と。 こういった方には・・・と、5年前だから恐らく”単二”だろうと。

「ハイ、それではコレですわ。この電池入れて見てください」
「そうや!最初から素直に電池、渡したらええねん、何をごちゃごちゃ言うとるんや、ほんまに」

と”単二電池”持って帰って行きます。案の定20分してから又、やってきます。

「こら!お前ええ加減な商売したらあかんで!全然違うやんかい、この電池、これやぞ!」
とポケットから取り出したのは

 

 

リチュウム電池。(;_;)

全然、違おりますね(;^_^A

「掛時計言うたらこれしか無いやろ。あんた掛時計の電池も知らんのか!」
「ですからね。これもありますし乾電池もあるのですよだから最初にお聞きしたのですが 」
「あんた、ほん〜〜ま!あ〜言やこう言うな!」

とまぁ、何とか納めて頂いて電池を持ち帰ります。それから20分後・・・・掛時計を抱えて又来ました。いきなり掛時計をドン!とカウンターに置くと。

「ええ加減にせぇ〜よ!これや言うから持って帰ったのに入れても動かへんやんかい!こんな、え〜加減な店知らんわ!!」

もう周りはジロジロこちらを見ております。置いた掛時計を見ると8年くらい前の「10年電池」の掛時計。

ふと電池の蓋を開けると。

「電池の+と−が反対」
ひょいと電池を返せば動きましたね。(;^_^A
「動きましたが・・・」¬_¬)
おじさん一瞬ひるんでから。

「最初から電池に”表”って書いとけ〜!」

と帰って行った・・・

こんな感じか?

久々の”瞬間湯沸かし器”登場でしたm(..)m

一気読み次は「ファスナー直して!」へ。

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