全部鳴らして

「2005年10月13日」 

私の店では1人のパートさんが勤務されております。もう長く居るかたでベテランです。といっても私の店もご多分に漏れず不景気。よって今はもう還暦も超えたので辞めるって言ってる方に無理を言って週に2日だけ。しかも午前中のみ来て貰っております。ある意味、週に2日。1日3時間の気楽な勤務でもあります。

そのパートさんの出勤日。私は昼からの出勤で”月に1日しか取れない休み”をカバーしております。

そして先日、店に12時過ぎに到着すると、70代と思われる女性。おばあちゃんが私と一緒に店に入る格好になりました。杖を突いてちょっと足下がおぼつかない感じ。「いらっしゃいませ」と言うと、”目覚ましを見せてね”と言うことです。私は着替えの為バックルームに向かおりますからパートのおばちゃんにお任せ!

5分ほどしてから売り場に出ると、お客さん。杖を突く手が震えて来ております。顔からは冷や汗が流れております。

「あのぉ〜、お辛くありませんか?」

「ええ・・・ちょっと椅子を貸して貰えませんか?」

「はい、どうぞ」と椅子を目覚ましの前に置きます。その後もパートのおばちゃんが接客している声が聞こえます。

「これは、こんな音ですが」と、鳴らして5秒ほどで止めるとお客さん・

「もっと鳴らしてよ、途中で止めたら分からないでしょう」

一つの目覚ましの音を30秒くらい聞いてから。

「では、あれはどんな音?」

「これも、先ほどの音と同じですよ」(と、ウチのパートのおばちゃん)

「同じって言っても聞いて見ないと分からないでしょう」(・・・・はぁ)

「ね?おなじでしょう」

「もっとゆっくり聞かせて。勝手に止めないで頂戴」

パートのおばちゃんもイラついて来ております。(;^_^A

「あのね、この辺りはどれも音は同じなんですよ」

「全部、聞かせてください!」(☆。☆)

結局、延々と40分。お客さん椅子に座っていても冷や汗びっしょり!

そしてお客さんが、帰られたあとでパートのおばちゃん。

「ほんま、腹立つわぁ〜!同じや言うてるのに。あれって嫌み?」

「ほんとですねぇ。ぼくもあれだけ冷や汗流しているし、かなり体が不調か辛いはずなのに何でさっさと決めないのか不思議でしたわ。色んな人が居ますからね。ドンマイ・ドンマイ!」

「ほんと!こんなしんどい接客始めてですわ」

とは、言ってますが・・・あの体調であれだけ居座るってのは・・・こちらのパートさんに何かお気に召さない事があった・・・?

 

私が接客に見たものは?

 

 

”女どうしの闘い”だった。{{(+_+)}}

一気読み次は「アホかお前!」へ。

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