目覚ましのアラーム
「2006年1月27日」
先日、目覚まし時計を売りました。何でも高校生の息子さんが中々起きてくれないと言うことで”とにかく音の大きな目覚ましを下さい”ということでした。
「では、これなどは如何でしょうか?」
「ちょっと鳴らしてみて」
じゃぁ〜〜ん!!!
「凄い音ね・・・ビックリした!」
「ハイ、私どもも”別名非常ベル”と呼んでいまして大音量ですね」
「では、それ頂戴、動かして目覚まし7時に合わせておいてね。それと6時40分の電車に乗るから急いでね。」
「ハイ、わかりました。」
と、動作確認しながらお客様の質問に答えたり、息子さんの愚痴を聞きながら箱に入れてお渡し。
「有り難うございました。m(..)m」
と、帰られたのが6時30分。
そこで気が付いた!
あれ?・・・・ひょっとして・・・
確かにスヌーズのスイッチ”ON"にしたまま渡してしまった様な・・・・
って事は・・・あの大音量が電車の中で響き渡っている・・・(〇o〇;)ギクゥゥゥ!!
目覚ましのセットが”7時”。6時40分の電車・・・
一駅なら電車の中では鳴らないが・・・今日に限って降りる駅を伸ばして親戚宅へ用事もありえる・・
一駅で降りてもバスに乗り継いでいたら・・・自転車に乗り換えならビックリしてひっくり返っているかも・・・歩きでコンビニでも寄っているか・・・色々な想像が巡ります。
そして翌日・・・・
昨日の奥さんがやって来ます(〇o〇;)
やっぱり!クレームだ・・・・
ツカツカ!っと入って来ます。
「申ぉ〜〜し訳ござおりません。m(..)m
気をつけた積もりが」
「何が?」
「はっ?・・アラーム・・・鳴ったでしょう?」
「何で?」
「奥様、どちらにお住まいで?」
「一駅向こうよ」
一駅・・・なら電車の中では鳴っていない・・・では何故また本日、ご来店・・
「鳴るも鳴らないもね、あの目覚ましね。昨日、電車の中に忘れたのよ。息子に叱られるし4.000円パァ〜よ!同じのもう一つ頂戴。」
これは想定外。
って事は・・・昨日の午後7時。
電車の中で所持者不明の謎の荷物から
突然、非常ベル音が!・・・
そして止める者は誰も居ない・・・
電車の中はパニック!?
思わず地元紙の三面記事を見ましたね。
一気読み次は「せっかちな人」へ。