靴下

「2006年3月7日」 

先日、店でカウンターの中で定位置に立っておりますと、おばあちゃんが入って来ます。

良く肥えた方で歩くのも辛そう。歩き方も足を引きずる様に半歩ずつ滑らせるように歩いております。

両手には手提げ袋を持って。

「よいっしょ、よいしょっ!。あ〜、しんどぉ」

「いらっしゃいませ!」

「はいはい、ちょと座らせてね」

「ハイ、どうぞ!電池交換ですか?」

「まぁ、ちょっと座らせてよ。あ〜、しんどっ!」

と言いながら、店の一番奥の接客用の低い机の前に座ります。その位置はこちらとしてはカウンターを出て行かなければならないので、カウンターを回っておばあちゃんの前に行きます。

”電池交換ですか?”と言おうとすると。

「で・・・」

おばあちゃん”ばぁっと、スカートを捲り上げます”(☆。☆)

「よいしょっと!」

スカートの下から肌色の大根おみ足が現れます!

しかし、良く見ると肌色のタイツを履いている・・・
そして手提げ袋から茶色の”靴下”を出して来ます。

「ちょっとお兄さん!そんな場所でじっと見られたら恥ずかしいでしょう」

「おっと!、これは失礼致しましたm(..)m」

と、私はカウンターの中に戻ってパソコンの前に立ってキーボードを叩きながら。

「整いましたら言って下さいね」(¬¬)

「はいはい、よっこらしょっと!。よいしょ、よいしょ」

と言いながら靴下を履いております。

2分くらい掛かって、作業も完了。

「はぁ〜、やっと履けた。あ〜、しんど。」と立ち上がります。

カウンターまで歩いて頂くのも、お辛いでしょうと、こちらカウンターを回って出てみると、おばあちゃんが手提げ袋持って出て行ってる・・・・?

後ろ姿に向かって・・・

 

あっ・・・りが・・・

 

たくないわぁ〜!
(ノ-_-)ノ ~ ┻━┻

最初から「靴下履くのに場所貸してね」と言ってくれぇ〜!

 

一気読み次は「目覚まし」