オークション3

2006年1月23日

私は長期療養経験から”計画的人生”は意識しないようにしています。”今月中にこれが出来ればヨシとするか!”程度は考えますが。何年何月でこれを完成させて、次にこうやって売り上げを作る。一般的には売り場を預かる方は皆、当たり前としてしていることですが。

ましてオークションです。こんなのまったく先は闇の世界です。2000年当時のオークション参加の比喩としては”腕時計を鞄に詰めて知人も居ない。言葉も分からない中国に降り立ったようなもの”ですか。売れるかどうか以前の問題に計画なんて立てられませんね。

後に2003年頃から企業がマーケットとして成熟していると認知し積極的参加してきましたが2000年当時は参加したもの勝ちだったようです。オークションに参加するには当然パソコンとネットに精通していなければなりません。2000年現在で「パソコン・ネット・使いこなせる」この3条件が揃った時計屋のみが何軒あったのでしょうか?

企業はまだマーケットとして認知していない。よって3条件を満たす個人時計店のみの独断場であった訳です。(2004年までは)もっとも条件が揃っても参加しなかった時計店もあります。また、参加してもオークションと言う世界のみのルールに潰されて行った所もありました。よって3条件意外にも生き抜くにはコツが要った訳です。ちなみに私がオークションで腕時計を売るのを止めたのはオークションによって潰された訳ではありません。

オークションには参加したものにしか分からない雰囲気?正義?マナーが宿っている気がします。評価数1000を超えたものが実感する世界とでも言いますか・・・。

テナントで入居していて敵対こそ、していないものの用はこちらの商売の足を引っ張る事ばかりやってる状況に変わりはありません。この時にスーパーの社員からフロアー丸ごと貸す計画があるがテナント一店舗(私ですが)あるから計画が進めにくいと・・・

そこまで言われて遠慮は要らないでしょう。どうせ廃業決定。売れるならオークションであれ何であれ店以外の収入が得られるならOK!

テナントとしての集客力も当てにはならない時代です。当てにしても競合してくるなら意味はありません。といっても親父の店は普通の路面店ですから私の店ほど売り上げはありませんが。

そして!17万の家賃を払って売り上げる額よりも”家賃0円”のオークションの方が売り上げを伸ばしていく事になろうとは・・・。

これは凄いことになって来た!(今はオークションは有料化にはなっても家賃はたった300円です。)

つまり「廃業決定から落ちぶれた時計屋を救ったのはオークションだった!」訳です。当時”落ちぶれた時計屋を一軒救うかぁ〜!と。ネットのパワー”に驚愕したものです。

30代を病気療養で捨てざるを得ませんでした。時間のロスが衰退のひとつでもあります。これは自業自得ですが、よくぞパソコンを触っていたものだ。よくぞネットに繋いでメールだけでも慣れていたものだ。でなれば簡単にオークションへの参加は出来なかったでしょう。

まさしく「芸は身を助ける」って所ですか。間一髪!あと3ヶ月オークションを知るのが遅れたら”廃業”でした・・・・。そしてCooの腕時計は誕生しなかったのです。

まさしくパソコンを教えてくれた”友人H"。ネットに繋いでオークションを教えてくれた”友人Y”には感謝の気持ちで一杯です。計画を立てて得られるものではありません。この時始めてオークション参加の為にパソコンを購入してる状態では、お話にならなかったでしょう。

ちなみにこの当時(2000年)では、腕時計メーカーは何処も公式サイトは持っていました。ドメインの争奪戦などもあり”早い者勝ち”が報道された頃ですか。

メーカーの感覚では”これからはネットの時代だからサイトは必要”だった訳です。ある意味ステイタス感覚。しかしメーカー規模のサイトでは恐らく何かネットのパワーを感じるものがあったはずであろうと。

また時計店に取っても”これからはネットの時代”ってところでサイトを作る所も多々ありました。わたしも最初は「ネット=サイト」と思ってましたから、あちこちのホームページを良く見ていました。でも当時では殆どが自分で作った簡易なホームページが殆どでした。私は挫折しましたが。

しかし、これを例えば2003年現在でのメーカー側から見たらどうだったのでしょうか?メーカー側から見えるモノは”納入金額”のみです。当時ホームページであれオークションであれ、とにかくネットに関わって納入金額が目立って増えたのは極僅か、その一店が私だった訳です。(今はさっぱりですが)

話はオークションに戻ります、とにかく売れる実績を体験しては、もうホームページなんてどうでも良くなります。

さぁ、これからオークション生活のスタートになります。続きへ

このオークション話は、ある一通のメールから始まった・・

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