これがガラスの外れる前兆です3

実際に腕時計からガラスが外れた状態を見て頂きましょう。
写真は糸状になった接着剤を取り除いた後のケースです。
セロハンテープを貼り付けて引いても外れなかったので状況を説明してから、
先ずムーブメントを取り出します。
次にお客様の目の前でガラスの裏から”ちょん!”とピンセットの先で
ガラスを押せばガラスがポロリ!
これにはお客様も納得せざるを得ません。
本来は裏からきつく叩いても外れるものではありません。

この様にガラス側にも、接着剤が残っております。

部分的に残った箇所も。 これはガラスの裏からの写真ですが、
接着剤が盛り上がっている事が分かりますか?

ケース側にも残った箇所が見えます。

これも、腕時計が遅れますが電池でしょうか?といった問い合わせ。
でも電池はあります。秒針が引っ掛かっているだけです。
これを普通に電池交換だけして貰ってもやはり遅れるでしょう。
しかも、かなりの所まで来ておりますから時計店が伝えてあげないと、
ガラスを紛失する事になります。(この様なガラスは取り寄せなど不可です)
こんな感じ。これを見せて説明しても納得いただけず。

お客様の目の前で腕時計のムーブメントを取り出して、この接着剤の粉を見せても。
「ゴミだけ取ってくれたら良いです」と。

そこで、ガラスにセロハンテープを貼って。

引くと・・・ポロリ。これでご納得頂きました。
右の写真はガラスを紛失してしまった事も気が付かずに使用したが為に、
袖が針に触れて曲がっております。
これなども文字盤の縁が緑に錆びておりますから。
ガラスの接着の隙間から湿気が入ったものと思われます。
文字盤の縁が錆びてきたら要注意です。

横からみても秒針が曲がって長針と干渉し動きません。
次に「腕時計のガラスの接着について」

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2017.7.7修正 旧:repair/g-comesoff3.html

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