ガラス用、接着剤

本日、発送の時計ですが、ガラスの接着作業をしました。

もう最近ではガラスが「接着タイプの腕時計」は洗浄する事も少なく。
接着剤がきれたまま、注文もせずに居ました。
「もう必要になる事も無いだろう」という考えでしたが。

それくらい最近の腕時計は接着では無く、押し込むタイプが多い。

普通のガラスの接着は「右の写真」の接着剤で行います。
この接着剤は塗ってから、紫外線に当てないと固まりません。
普通のガラスはこれでも充分な強度ですが。

ガラスが凸レンズになった物は、外周ほど薄く。接着面が非常に少ない。
これは強力な接着剤で無ければ付きません。2種類を練り合わせて使用します。
今回のお預かりを機会に、久々にネットで購入しましたが今では誰でも買える時代に
なりました。

これ1本あると5年くらいはもつものですが、最近はガラスの接着という作業も
受ける事も殆ど無く、この接着剤はもう使う事が無いかもしれませんね。

この接着作業、時計メーカーの物なら付きますが雑貨物の時計は
メッキの質などによって接着剤を塗ったが為に、メッキが溶けて
接着剤ごと外れる事も有ります。
また、ケースのガラスとの接触面の平行が取れて居らず取れやすい物もあります。

でも、はめ込みタイプの裏蓋の外周に塗れば「防水機能強化」になるかも知れませんね。