電池交換メンテナンスという形

世間は台風による大雨続きで商売もユックリでブログの更新です。
先日も「電池交換メンテナンスの営業」という記事をかいておりました。

私のネット生活は1999年からで2004年に「Cooの腕時計」開設。
2006年「akiyose.com」(電池交換メンテナンス)開設で受付開始。
2006年から開始ですから電池交換メンテナンスはもう12年目と言う事になります。
もうピークは過ぎ去り、スマホ人気に押されて時計は不要になっていきました。
この2006年当時考えていたビジネスモデルがGoogleのAdSenseっていう広告収入でした。
その2年前の2004年にCooの腕時計を始めてテスト的に広告を貼ってみれば
毎月2万円くらいは収入があった時代でした。
ところがCooの腕時計開設の頃では、売上に出来るネタが無く。
広告収入の為にはCooの腕時計更新が必要ですが何時か尽きることは明白。
そこで考えたのが「電池交換メンテナンス」(洗浄と内部をサイトで確認出来ます)というサービス。

これならお客様に電池交換というネタを送って頂く訳でネタは尽きないかと。
問題は作業の全てを撮影するので、その後の編集とアップに手間が掛かる。
この頃までの経験から今後の人生も”自分一人で出来る商売”が基本ですから。
生計が立つほどのご依頼があるのか?また、それだけの数を捌けるのか?
写真の編集とアップは、オークションの出品作業で毎日の作業だったために
鍛えられており毎日100枚くらいの写真編集は問題はなくクリアできました。
ご依頼数ではやはり限界があり、あとは広告収入がどれだけのものになるか?
世間は「これからはホームページくらいは持つ時代」と言っていた頃の写真編集の
手間から言えば電池交換1件あたり10.000円くらいは掛かります。(外注すればですが)
それを踏まえて「3.100円」なら割安感もあり需要はあるか?という発想でした。

ただ外注していたのでは採算は合わないので自分で全て行います。
よって電池交換代金を3.100円に抑えたのは不足分はAdSense広告収入への期待です。
電池交換メンテナンスのページをアップして閲覧され。
広告がクリックされて月に10万円以上になるなら、電池交換メンテナンスは
3.100円でも最低限の生活は出来るので電池交換の料金は3.100円のまま据え置く。
(いくら洗浄付き・サイトで確認とはゆえ、電池交換でそれ以上は無茶であると)

このビジネスモデルは2015年辺りまでは計画通りに維持できておりましたが
以降は広告単価の崩壊で崩れ落ちたまま現在に至ります。
これはGoogleがCooの腕時計の広告単価を決めますから改善は見込めません。
もう広告はサイトではなくYou Tubeの動画広告の時代になりました。
サイトなら特別に新しく、楽しく、軽く楽しめるコンテンツに人は集まりますから。
もう、あまり見掛けないジャンルというだけで人が集まる時代は終わりました。
かといって補足収入が無くなったからと「電池交換&洗浄」6.000円という訳にもいかず。
今までの広告代金はバイトで賄う事として。値上げは考えません。ただ、手間が掛かる
場合もあり、追加2.000円まではありえます。(でも総額は5.000円までに抑える)

今でも検索上位表示を守れていれば多少は収入が上がるのかも知れませんが。
今の時代はもう上位表示の基準が変わり、素人の私では対応が出来ません。

そこで2016年、専門の業者に頼んでみる試みを。
こういう事は数ヶ月で結果が出る物では無いですからせめて1年。
毎月4〜5万円の経費で1年での契約で託してみました。
しかし結果は効果無く、40万程が泡と消えました。
(もうサイト広告は収益にならないと決定した瞬間でもあります)

この時ばかりは私の気持ちも相当落ち込んだもので。
お勤めの方にとっては「急にクビだ!」と宣告されてバイトで収入を得ている感覚でしょう。
この翌年、2017年は何故か広告収入の次に電池交換メンテナンスのご依頼数も激減。
2017年は遊んでいた時間が多かった記憶があります。

しかし時間が出来た事で自分なりに今までの生活を見直す良い機会にもなりました。

今までの生活習慣では基本、時計とパソコンに向き合う時間が多く、それが為に猫背になり背骨が曲がり。その影響で内蔵が圧迫されて逆流性食道炎にもなり。また姿勢から気道を圧迫し呼吸疾患と副鼻腔炎にもなり。そして目の痛みや運転の不安定さを嫁に指摘されて気がついたもので。視力が影響してるか?と。10年振りに視力検査をするとかなり進んでおりました。

身体は曲がり、視力のバランスも欠いた状態でも、時計とパソコンいじりにはあまり影響はないでしょう。
ところが内蔵や健康面・ゴルフには絶大な影響があることに気付かされます。
今の自分に取っては身体と視力の矯正が先決の状態になっていると。
2017年、丁度ひまになった事を利用して一旦はパソコンから離れる必要性があると。
この1年気がつけば8種類のクスリを飲んでおりましたが、病状の完治には繋がらず。
それが2018年7月の現在、気持ちを切り替え身体をリセット出来たお陰か
飲むクスリも無くなりました。

わたしの場合は自営ですし定年という考えは無く、身体が動くなら80才でも仕事はするというのが希望です。しかし身体は元気でも今の時代に即したニーズに応えないと仕事が無い。
それがゆえに定年という精度があるのでしょうが。

そう考えた時に「電池交換メンテナンスはもうお客様が満足されるレベルから外れたか?」と。
最近の売上の減少理由は単純で「一般的な需要がなくなり淘汰されているだけでは?」、
そう考えられた時に凄く気が楽になりました。そう一般的にはです。
特に古い時計・時計店が敬遠する時計を扱いますから弁償のリスクは高くなるわりには
売上は期待出来ないジャンルです。弁償に繋がるご依頼は食べる事にさえ影響がでるのも
困りますから「お断りするご依頼が多くなる」のは仕方が無いでしょう。
(お客様のご理解次第で、お預かりの範囲は広がりますが)

そう最近の時計も含めて何でも対応となると難しいですがご理解頂ける方のみなら。
一般のニーズ(期待)から外れようと「必要と思って頂ける方は確実に居ます」
今まで応援頂いた方々です。その為にも継続する責任もあります。
「必要と思っても対応が気に入らない」という方も居られるでしょうが
「そのままで良いという方々のみの対応で良いではないか」と、考え直し。
そのためにも電池交換メンテナンスの受付は継続させないといけません。

そんな事を考えながら営業していると最近、少しずつご依頼も増え。
意外にも店へご来店頂く方が増えております。
もう広告収入が戻る事は無い様ですから全て削除する方が閲覧しやすいです。
ただ外すとなると「Cooの腕時計akiyose.comwatch-tol.net」3サイトとなり
レイアウトが変わるので手を入れる必要が。100ページくらいならまだしも
30.000ページを越えており、当面は手が付けられないでしょう。
手間を考えると当面は放置したママになりそうです。
しかし”捨てる神有れば拾う神あり”とは良く言ったもので
余力の人生と自然体で生きるだけですね。