CLOUDサービス

いよいよ「クラウド・サービス」の開始です。??

クラウドでも「時計のガラスの”CLOUD”」ですが(^^;)

「ガラスが曇ったら2日以内に裏蓋を開けて(ムーブメント取り出し)乾燥が大事」

曇り取りサービスを”クラウド・サービス”とは言おりませんが。
普通、ガラスの曇りは時計屋さんに持ち込んでも曇りだけ拭いては貰えません。
「分解修理も必須とする店が多いでしょう」。
こちらでは、ムーブメント取り出しは普段のサービスですから
電池交換&洗浄3.000円コースで曇り取りは出来ます。

今年もその時期がやってきたので「気をつけてください」という
注意喚起の意味で記事を書こうと思っていたら本日、5件ですから驚き。
それも午前中に二人連チャン。そして午後には三人連チャンで入って来られて、
皆さん曇った時計を持って待っておられるので驚きでした。
普段、待って頂くなんて電池交換とかでもありえない光景ですから。

「皆さん、言われるのは大した水では無い」ですが。
掛かっただけでベゼルの縁にサビが浮いてきたりはしません。
私の経験から、この錆び方は洗濯レベルで、4日以上は経過しております。
洗濯してから、置いてあれば曇っていないので気がつかないかも知れません。
でもこの暑さで内部の湿気が曇ってきたので気がつかれた訳ですが。
お客様から見たら「何もしないのに、急に曇ってきた」となります。

「笑い話」ではありませんが洗濯した人に自覚が無い事が殆どですから。

3日以内くらいで「ムーブメント取り出し・乾燥」させれば問題ありませんが
3日以上経過すると。

こうなります。裏蓋は結構な水圧にも耐えますが、竜頭は水圧に耐えられませんから巻芯から浸水して水が回って溜まって4日も放置すれば、この様にサビが浮いてきます。
ケースはステンレス無垢で錆びませんが。

巻芯が錆びて水を伝わって内部に広がります。

こうなると手がつけられません。拭いたら文字盤の塗装がベロリ!でしょう。
この時計「ムーブメント交換・文字盤交換・竜頭交換」が必要ですが
3日以内に乾燥させてさえいれば
「3.000円(電池交換&洗浄3.000円コース)」で済んだのにと悔やまれますね。

外からドライヤーで熱を加えると、一時はかなり曇りますが蒸発して消える事もあります。ただ「高熱と急激な湿気&乾燥」でコイルが切れやすく。また回路は断線しやすくなっておりますからお勧めではありません。

兎に角は曇ってから考えて居る間に錆は進行します。よって普段から
「もし、曇ってしまったらムーブメント取り出し必須!」を頭に入れておき。
「曇った時の動き(対処)を準備しておく事が大事」
海外で曇れば帰国後、空港から直接発送頂く。そのくらいのスピード感が無いと
錆は待ってくれません。


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