革ベルトのサイズ

Cooの腕時計で「革ベルト」でのネタはもう無いと思っておりましたが。
本日の更新で、革ベルト交換のご要望があり交換中に、ネタを採掘。

革ベルトのサイズですが時計用は「普通とLサイズのみ」しか存在しません。
「SとかM」は存在しません。普通にLが補助的にあるというイメージで良いです。
つまりはアパレルの様に「S・M・L・LL・3L」とかいう発想が無いのです。
ズボンの革ベルトは60cm〜100cmくらいを「カットして合わせる」という事が普通。
でも時計は、そうはいきません。(そういう商品も昔は存在しましたが)

では何故「普通とLサイズしか存在しないのか?」普通サイズの革ベルトは
「メンズで:15cm〜17cm」くらいまで。18cmなら穴が一番端か、一つ内。
「レディースで:11cm〜14cm」くらいです。15cmなら穴が一番端か、一つ内。

上記表記では許容範囲が「2〜3cmしか無い」ように見えます。


でも「革ベルトの穴が並んだ長さは5cmくらいあるのでは?」そう感じた方は鋭い!
でもそれは「平置き寸法です」。腕に巻くと5cmは3cmくらいの許容範囲になります。
それと右端の2つは普通は使用しない。(実際に入れてみるとわかりますが)
(この長さの計測は、私オリジナルではありますが)

メンズ・レディースでそれ以上は「Lサイズ」しかありません。
ただメンズ・レディース共にLサイズは「5cm長い」です。それ以上も以内も存在しません。
(以内は”穴を空けて対応です。Sサイズが無い理由はそこにあります。)
よってメンズで”18cm ”。レディースで15cmの方がLサイズをすると5cmも余る事になり使い勝手が悪くなります。端の尖った部分をカットすれば不格好ですし。
貼り合わせた革がめくれてきます。
よって「普通サイズで心棒する方が殆ど」です。

私もテナント生活が長かったので「時計バンド」普通の街の時計屋さんよりは
かなりの数を販売してきました。毎月100〜200本くらいですか。
100本としても年間1200本ですが、それくら販売して「Lサイズ」が売れるのは1%未満です。
言い換えれば「普通サイズを作れば事足りる」と言う事です。
Lサイズの革ベルトは仕入れて1〜2年在庫する事は当たり前。
よって販売時には若干変色していたりする事が普通に起こります。
最近は、そういうのも交換や返品の原因になり、
ロスになるので割り切って在庫する事を止めましたが。
(街の時計屋になった現状では”バンド販売”そのものを止めました。

最近は製造すら減っているようですが、これは人々の健康志向も影響しているのか
需要が少ないのだと思います。

多く販売してきた経験からもLサイズを購入される方は
「腕を使う仕事で筋肉で太い方が1割。肥えた方が5割」
あとは言うと腎臓機能に問題があるのか、水分が溜まってご病気で浮腫んだ方です。
今までの時計屋人生で「Lサイズでも無理!」って方は一人だけでした。
つまり「普通とLサイズ」があれば全てカバー出来ると言う事になります。

腕の太い方の交換で記憶に多いのは「伸縮バンド」の2本購入です。
2本買って頂いて繋いで20cmくらいの長さにするのですが
それでも10回くらいでしょうか。

また機会があればメタル・バンドの長さについても書いてみますか。

 


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