「ブランド時計と国内時計メーカーについて」

時計を買うのに”何処のメーカーの商品を買うか?”

メーカーから選択が出来る人と言うのは、もう時計については詳しい人です。
ましてや機械時計の50万円以上ともなると時計の性能もですが
メーカーのアフターの姿勢であるとかも考慮して買われています。
いわゆる時計の”達人クラス”です。

一般的には「ルキアを買う」とか「Baby-Gを買う」とか、メーカーではなくて
商品名のブランドで購入される方が多いですから、選択基準の優先順位としては
あまり重要ではないのかも知れません。

良くある質問:ブランドウォッチと国内時計メーカーの違いは?

ではブランドとは?

雑貨時計メーカーの解説ページで時計メーカーとの違いを説明しましたが。
以下抜粋
”・・・・時計メーカーと言えども売れない物を作ると処分するしかありません。
そうなると市場価格が下がりメーカーのブランド価値も下がります。
これを繰り返すと淘汰されるといった市場原理が働きます。
違った意味で”価値のある売れる価格の時計を作り続ける”
これが継続出来ない限り時計メーカーとは呼べないのです。
言い換えれば。そういった時計を作り続けた歴史を積み重ねてこそ
はじめて ”ブランド”と言う物が出来上がる訳です。 ”

上記が時計専門メーカーとしての雑貨メーカーとの違いですが、ではブランドウォッチとの違いは?

一般的にブランドと言えば「グッチ・カルチェ・ヴィトン」などが言われますが
例えば国内メーカー「SEIKO」もブランドです。先にも触れた
”歴史を積み重ねてこそブランドと言う物が出来上がる”訳です。
こういった事から言えばセイコーだって歴史が有るからです。
1970年代に”クォーツ発明”までにも、太平洋戦争終了(1945年)頃
から機械時計を作り続けてきました。(当時はクォーツはない)
そして東京オリンピック(1963年)の頃には、機械時計としても
世界の認証を得たのです。東京オリンピックでは公式計測時計としても
認証され、そこから”世界のセイコー”の名称も広がりました。

ここで注目して頂きたいのは”世界に認証された”ですね。

されたと言うことは、それまでは”時計は海外”(当時は”舶来”と言った) が常識だった訳です。
日本が時計なんて作れるの?くらいの感覚がそれまでの常識です。
その海外(世界)から認証されてから約50年。
売れ続けた時計を作って来た訳ですから、性能なども世間に
認証されたと言うことで立派な”ブランド”なのです。

ところが・・・たった50年な訳です。
海外の時計ブランドと言うのは数百年の歴史があります。
つまりその年月をブランドと認証されて生き続けた訳ですから
セイコーの50年とは歴史が違いますね。

時計だけではなくとも「グッチ・カルチェ・ヴィトン」などもその物作り
その性能・耐久性どれをとっても数百年の歴史があるからこそ有名なのです。
実績と賞賛がなければ数百年も継続できない訳です。
これぞ”ブランドの真意”なのです。

時計のみのメーカーとしては「ロレックス・オメガなど」が、ありますが
時計を進化させるにあたって数百年の試行錯誤の形跡が見えます。

もちろん日本は戦後こういった時計の模倣から始まり、世界に認証される
機械時計も作りましたが、やはり歴史の重さには叶いません。

世界の時計の歴史から見ればある意味、時計など作った事もない国
日本が”シャシャリ出て来て”いくら凄い時計を作ったって歴史が違う!
それが証拠に日本国内の時計メーカーが世界市場で
ブランド化されているか?海外で「SEIKO」が
日本のロレックスの様な扱いを受けているか?
そう考えれば如何に”ロレックスブランド=歴史が凄い”がわかります。

ちょっと話を逸らせますと。
昔、時計はファッションといった感覚よりも”実用道具”だったのです。
そのまた時計誕生からしばらくまで逆のぼると。実用道具ではなく”精密時刻計測器”だった訳です。
これでは貴族しか購入出来ない時代があったのです。
今で言えば、健康の為に”MRI(高額医療機器)を個人的に購入するような感覚ですか。
そんな歴史を経て時計の歴史があります。

こういった時計の歴史、日本が時計を作る以前の世界を解説しているのが、
相互リンクの 「機械式時計研究会」などのツワモノ時計サイト様たちです。
これまたCooの腕時計などとは歴史が違います。m(..)m

話を戻しまして。
時計以外のブランドメーカーも、バッグにしろ何にしろ”ブランド”として
物作りの実績は作り上げていたのです。

そこへ時計も大衆化しファッションアイテムの一つとなると、時計以外の
ブランドメーカーもその築き上げた信用と実績を元に
ファッションアイテムとして時計を発売します。

もちろん、そのブランド名に恥じない物を作らなければ築き上げた信用が失墜します。

時計として求められる最低限の基準は国内時計メーカーもクリアしています。
よって日本の中で時計としてはブランドです。
それにプラス精度や耐久性はもちろん装飾性・知名度
そこへブランド独自のデザイン+”オリジナリティ”

これがプラスされて”ブランドウォッチが完成されていきます。”

つまり、国内の時計メーカーとブランドウォッチの違いは!
性能に変わりは有りませんが世界市場と言った世界での

”ブランドネームの歴史”が違います。

失墜させづに数百年指示され続けた”ブランドネーム”
日本人はブランド好きとは言われますが、その歴史の重さ。
それに匹敵する物が国内に存在しないので海外ブランドが流行る。

つまりブランド愛好者は”違いの分かる人達”と言えるのではないでしょうか。

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