売上より安全優先

前回の「一旦は断った受付をお預かりするパターン」の補足みたいな記事ですが。

「売上より安全がモットー」という態勢では、収支は立ちません。
よって営業の継続はご理解有る方のみで成り立つか否か。
ご利用される方次第として運営しております。

受付する時計が古い物(他店が断る)である上に、
本来は時計屋さんは危険であるが故に行わない洗浄作業。
更にお客様にはご理解頂きにくい状態の時計が殆どです。
お客様の気持ち主導で作業すれば、壊れて私の出費が嵩み
”その親切が嫌われる理由”という事も多々ありました。

そして組織による運営では無く、わたし独りの個人営業です。
お客様の苦情は独りで抱え込むしかありません。ノイローゼになったり、
全ての申込フォームがクレーマーに見えた時期もありました。

これでも両親が亡くなり、叔父さんも昨年見送って少しは冷静に
対応出来る様になった積もりですが、元の性格が変わらない。
よって苦情に成りそうなご依頼は全て、敬遠するのは仕方がありません。

ネットでのやり取りは”旅の恥はかき捨て”という発想に似ております。
それは自分でもサービスを受ける側になった時に経験しましたが。
そういう事も考慮して、誤解が生じそうな依頼内容はお断りします。

最近、何処のネット・ショップでも電話番号を記載するところが減っております。
また「会話内容の録音」のアナウンスも当たり前になっている事からも伺えます。

電話では話が長くなり費用も嵩みます。しかしメールでは
記載しておいたハズですが・・・・・」。という文章を受信すると。
怒っている?。または不満であるように見えます。
よって、そういう作業内容を依頼する記載があっただけで
お断りしていた時もありました。

あの「同意確認」
あの頃は遺産分割協議が持ち上がり長くなる悩みの種が浮上し掛けた頃。
そろそろ内容も書き換える時期かも知れません。

「何があったか知りませんが」と、お客様が言われます。
でも何年もクレーマーや悪意を持って脅迫に近いような方には遭遇しておりません。
訴訟やネット炎上もありません。

ネット取引であり”扱う物の性質上”、クレームが多くなるのは仕方がありません。
個人では「そういう所にしか商機は無く」。
生きていくためには、あえて危ない橋を渡るしかないのですが。
なにぶん無学歴・少額資本で商売を行う個人商の悲しい性。

「同意確認」を掲載した時期までは何でも受けており。
何件か「納得がいきません」など、訴訟やネット炎上を臭わせる事が続きました。
(結局、一ヶ月の休業した事も懐かしい)
悪意は無いでしょうがこちらは損失を被ります。
それを回避する為にもクレームでは無くても
「お預かり時点で、私にとって不用意な出費の可能性があれば元で断る」
これに徹しております。

善良な方優先でワガママな商売のスタイルですが
電池交換メンテナンスを継続していく為に、私にとって重要な事項となります。

「受付基準が分からない場合は」こちらを参照ください。