スマホ時代

最近はもう普段からパソコンは使わない世代が多くなりました。
電池交換の依頼もスマホ世代からが多いでしょう。

私の「電池交換の受付」は、他店が断るものでも受けてくれる。
そういう認識でパソコン時代に広まりましたが、それは技術力が高いのでは無く。
他店が危険だから断る物でも、無謀にも受付けると言う意味です。

それを実現するには、詳細なご了解事項の告知が必要ですが。
それがインターネットと言うインフラと、パソコンのお陰で容易に成したお陰で
可能になった「電池交換のスタイル」でした。
パソコン時代から見て居られる方は概ねご存じの事柄です。

これが今やスマホ時代に移行しております。
そしてスマホ時代になってからネットを使い始めた方も多く。
当然、長い文章「告知・注意点」など読む気分にはならないでしょう。
営業しているなら普通のショップ。検索に掛かるなら有名処と思って当然。
過去、最高の依頼数を記録した2015年〜2016年。
その依頼数に対応するべく前向きに取り組もうとする程、その意思を阻害する
要素がいくつも持ち上がり。手綱を引く力を感じた不思議な気分でした。
ゆえに自身の店の流れと逆行して「同意確認」を表示する事に致しました。

残念無念ですが、お陰で今になってみれば、安らぎを手にした感があります。

「同意確認」で殆どの「勘違い申し込み」はシャットアウトが出来トラブルも激減。
しかし、お申し込み数も激減しております。
「他店が断るのを受けてくれる」「時計が綺麗になる」というプラス面の
口コミだけで広がっていく事に恐怖を覚えたものでした。

普通のショップなら、売上を阻害する余計な但し書き・告知文などは
掲載しない事が普通ですが、全ての事を独りで運営するスタイルを変えたくなく。
また性格的には、まるで欺いているようで。
(何でも綺麗になる・綺麗になればムーブ性能もリセット。そう思う方が多かったです。)

本日、アップの「G-SHOCK」の電池交換も一度は、お断りしました。
初めての方で「断われた方は立腹されて当然」。
高い確立でリピートは無いでしょう。「たまたま、その時計が」ではないですが。

もう5年くらい前に、スマホの時代になれば私の商売は難しくなる。
と自分で想像していた通りになりましたが、その為の対策もしなかった。
いえ、出来なかった自分の自業自得でもあります。

スマホ時代になった今「電池交換メンテナンスの時代は終わりました」
現状は出来る事を精一杯やるだけです。今は電池交換に限定せずニュートラルな気持ちを維持することが大事と思うこの頃ですか。