
2020.8.18お預かりの
CITIZEN アナデジ 4-082087 TA
電池交換メンテナンスです。
ガラスの曇り取りもご依頼ですが、
ご依頼時にオールド・クォーツに
なる部類で、錆が浮いている様では
お手上げですとはお伝えしましたが、
さて中身は如何?

ブレスは「Sバンド」伸縮タイプ。

40年分くらいの汚れが溜まっております。


裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。
H12年に「分解修理」されている
様ですが、今はもう受けてはくれいでしょう。

中蓋を外して見れば汚れがビッシリ。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。
ムーブメントは綺麗に見えますが。

「PUSH」と書かれた下の穴。
ここに歯車が見えておりますが
茶色いのは錆。この位置の錆は致命的。

電池格納部をチェクします。
液漏れとかは無く綺麗です。

先に裏蓋は洗浄。

裏蓋を開けて1時間、
ムーブメント取り出しも
していないですが曇りが引きました。
ガラスの曇りの湿気と、
歯車の湿気は別物です。

ブレスの洗浄ですが、これが
5回目の洗浄ですから何度、
洗浄し直したかわかりません。

電池を入れてみますが反応が無く。
兎に角昼食をと放置して4時間後
くらいに気がつけば。

デジタルが表示しております。
ただアナログは動いておりません。
またプッシュボタンが不動です。


竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。


竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

ガラスを外しますが白い枠が外れません。

無理に外せばプラスチックですから
割れますので届く範囲で曇りを拭き取ります。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースだけにしますがプラスチック・パッキンは
固着状態。外せば割れてバラバラになるでしょう。

この錆は最近の湿気によるもの。
もうガラス側も防水機能は働いておりません。

汚れは拭き取り綺麗になりました。


ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

錆の部分は洗浄して綺麗になりました。
黒いプラスチック・パッキンが洗浄で
割れないか心配でしたが、
持ちこたえてくれました。

これが竜頭から伸びた「巻芯」が
突き刺さる部分ですが錆が目立ちます。
おそらく巻芯を伝ってムーブメント
内部にまで錆が及んでいるでしょう。
穴の上に歯車のギザギザが見えますが
完全にまっ茶。竜頭がプッシュボタン
代わりにもなっておりますが、
おそらく押し引きでの切替、
回しての早送りは効かないでしょう。

綺麗になったケースにムーブメントを
戻して電池を入れて動作確認。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

表の汚れは綺麗になりましたが
内部の錆までは。
分解修理で動きそうですが
「歯車1枚、1枚の錆落としと、
洗浄をしながらの作業ですから
通常価格の倍は掛かります。
ただ動く保証が無い事と、
動いてもその後の保証が出来ず
受けて頂ける職人さんは居ません。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ふと表を返すと秒針が動いている!
そこでもう一度、裏蓋を開けて何日か
乾燥させてみることに。

ブレスも分からないくらい洗浄し直して綺麗に。

黒い粉が散っておりますが、
10回は洗浄し直し完璧と思って
伸ばしたら散らばったものです。
このあと洗浄器に入れっぱなしで、
何度かスイッチを入れはしました。

こちらは元のバネ棒。(バネ棒機能)

片方は錆で崩壊しておりバネ棒に交換します。

6日目に合わせたアナログの時間が
合っております。
驚きですが、デジタルは表示は
しているモノの時間合わせは不可。
本来は竜頭を回して早送りですが
回転しません。無理に回せば
歯車の歯が錆でが欠けるかもしれません。
それとプッシュが効く竜頭なので
写真の位置が正常位置ですが。
押し込めば錆の影響で押し込めます。
その状態では時計は停止しますので、
引いた感覚では「一段引きで使用」
する感じになります。
アナログ部分も最初は数時間しか
動作しませんでしたが、発送時には
連続2日時間が合っておりました。
動かし続けて歯車の表面に浮いた
サビがこなれただけですが。
兎に角「液晶表示」と
「アナログの動き」が見ることは
出来る腕時計と言う事で、完了とします。
mr-coo.com/battery/japan-maintenance/anadigi4-082087ta2.html


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