2014.9.5記

「強制運針器」というと物々しい
感じですが。私が勝手に付けた名称。
この上に時計を乗せてスイッチONに
すると秒針が10秒くらいで一周します。
当然、長短針も連動して
早送り映像のように動きます。
磁場を発生させて歯車を
強制回転させる装置ですが。

電池交換で動かない時計でも
「クォーツ・パルス」が出ていれば
電気的には動いているという事です。
電気的には動作しているが、
歯車が物理的に動けない要因がある
と言う事。それは
「長期間の放置・湿気の侵入」などで
歯車どおしが密着して固着したり、
ほぞが地板と固着した時に起こります。
その症状は基本「分解修理」ですが、
これで直る場合もあります。
今まで、こういう道具が無かった事が
不思議ですが
日本人的には流行らないでしょう。
スイス製ですが欧州らしい
発想の製品です。
言い換えれば、この発想は
精密機械という機械時計の製造を
手がけてきた本場、欧州では
「クォーツなんて、おもちゃみたいなもんだ!」
イチイチ、分解しなくても!って。
お国柄的な発想かもしれません。
いえ、クォーツでは本当に
分解出来ないムーブが多くなっており。
必要性に迫られての開発かもしれませんね。
ちなみに落としたり、衝撃で
歯車の刃先が欠けた様な症状は、
この器械に掛けても
「針が高速でピクピク」
振動するだけで進みません。
また進んだとしても、
刃先が欠けた箇所まで回転すると止まります。
こうなると分解修理で”歯車の交換”を
しない限り修復は不可です。
ただ分解修理出来ないムーブメントが
多い現在、これで動かない場合は「お手上げ!」
ムーブメント交換しか手段は無しです。
購入には1万円弱はする機械ですから。
個人で持つには高い買い物ですが。
私の場合は不動で返却する時計が
年に10~20個はありますから
1年で充分元がとれる
器械であろうかと購入です。
mr-coo.com/cooblog/2014/456/2014-5-9.html


コメント