HERMES Clipper CL4.210 電池交換

エルメスの電池交換は先日HERMESクリッパー電池交換でも紹介したところですが。
それと同じクリッパー。でもちょっと違おります。

文字盤のデザインやケース、竜頭も同じですが。

裏蓋が違おります。写真・右が前回紹介の物ですが裏蓋の彫りが深い。
さて裏蓋を開けますが工具の差し込み口は同じ。

ココ・・・・のはずが・・無い?

こちら6時側にもない。12時側にも?

って事は3時側ですが、ありましたね。
これでは竜頭の上に工具を差し込む必要があります。これは前回交換した人が裏蓋の向きを間違って装着しております腕時計の動作には問題はないでしょうが。これを開ける者の事を考えて欲しかったところです。

工具は水平に突いていきますが、それでは竜頭に当たりますから
竜頭を曲げる可能性もあります。

このように竜頭が錆びております。下手に竜頭に力が掛かるとポロリと折れる危険性も有り。
ブランドウォッチですからその様な華奢な作りではないとは思おりますが、
この裏蓋を開けるには緊張感が必要。
工具を水平には差し込めないですが、絶対に竜頭に触れてはいけません。

何とか無事に開きました。竜頭がかなり錆びてるくらいですから
裏蓋を外すとケースも凄い状態でした。しかし拭き取るとこの通り。綺麗なものです。
さすがブランドウォッチ。本来はこのように閉めないといけませんね。

こちら先日紹介のムーブメント。写真・右は今回の紹介したムーブメント。
同じ腕時計でも発売時期によってムーブメントの仕様に変更があるようです。

「2006年から開始の時計の洗浄の様子。そしてお申し込みフォームは”akiyose.com”で」

「ブランド腕時計電池交換修理」トップへ 。2004年7月(記述)/2017.8.1修正