HERMES Cliper 電池交換

エルメス・クリッパー電池交換ですが、何処に持って行っても動かないと?
早速、開けてみますが湿気もなく綺麗なムーブメント。

原因はこれですね。コイルを工具で突いてます。開け口が○の箇所ですが、
こじ開け工具はコイルの手前1mmくらいまでは突き刺す必要があります。
しかも、このコイル一回突いたのみではありません。
何度か突いた跡がありますから、持っていく度にコイルを突かれております。

この構造ですから。最近は開け口とコイルは逆方向に設置した物が多いですが
古い時計には多い配置。つまりこじ開け工具は1mmのみ突けば開きます。
それ以上突かなければこうなる事はありませんが、それには熟練が必要でしょう。

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「ブランド腕時計電池交換修理」トップへ 。2004年7月(記述)/2017.8.1修正