カシオ腕時計(CASIO)デジタルDW-340-1000の電池交換
カシオ腕時計(CASIO)デジタルDW-340-1000の電池交換修理です。
裏蓋はカシオ腕時計お馴染みの4本ネジで留まっているタイプ。が腕時計のケース側に残っている場合と”裏蓋の裏”に付いている場合があります。もし”裏蓋の裏”に付いていた場合は必ず外して腕時計のケース側に収めてください。
パッキンに裏表は無いですが新品のパッキンで無い以上は数年間、腕時計のケースと裏蓋に挟まれている訳ですから、その腕時計なりの”癖”が付いているはずです。出来ればパッキンを拭いてグリスを塗布すればベストです。これが出来れば電池交換の度に新品のパッキンに交換しなくても極端に防水性能が落ちる事はないでしょう。
何と。ネジを外しても裏蓋がビクともしません。
ベルトを外して横から見ても隙間がありません。 かなり分厚い金属のフタであるのが分かります。しかもケースにめり込む様に装着されております。これは、もう中身の想像がつきますから覚悟して掛かります。また抜いた裏蓋のネジ穴を見ると茶色く錆びております。こうなれば「こじ開け」で開けるしかありません。
やはり想像通り。とてもこのままでは電池交換は出来ませんからムーブを一度取り出します。 白いプラスチックのスペーサーを外しますが、これはピンセットで摘み出すのみ。慣れていないとスペーサーの入っていた向きが分からなくなりますから、外すときには良く見て記憶しておいてください。スペーサーの向きを間違って裏蓋を閉めれば隙が出来て防水性能に影響が出ます。
デジタルのムーブは至ってシンプル。 これが表示面。ケースの掃除も済んで、またムーブをケースに戻します。
この位置からピンセットを差し込めば押さえが外れます。デジタル腕時計は電池交換の後"AC端子”と電池のプラス側をショートさせて腕時計をリセットします。リセットをした後は必ず時間表示されているか確認してください。表示がされていない場合はリセット作業をやり直してください。
ハイ、表示が出ました。腕時計の時間表示が確認出来ましたら、次に”ELライトの点灯確認”をします。時間表示はしているのにELライトが点灯しない場合は、電池交換作業の時にムーブメントを浮かせてしまってボタン位置がずれている可能性があります。バックライトでは無い頃のカシオデジタルでした。
「2006年から開始の時計の洗浄の様子。そしてお申し込みフォームは”akiyose.com”で」
カシオ腕時計電池交換トップへ 。2005年7月(記述)/2017.8.8修正