CITIZEN腕時計(シチズン)ATESSA Eco Drive 電波時計

ATESSA Eco Drive 電波時計

ATESSA Eco Drive を電池交換というのも変ですが。
これは電池交換では無く。まだ明石に店があった頃売った腕時計です。
それが何故あるかといえば。あるクレーム客が購入後無茶苦茶な使い方をしております。
良く1年もったなと。いえるくらいの使い方です。
兎に角は先に進みましょう。まだフルメタルの電波が発売前のモデル。

チタンケースにプラスチックの裏蓋は懐かしい感じがします。
しかし、どのような使い方をしたら1年半でここまで錆びるのか。ましてやチタンが。

反対側も凄い。バネ棒も完全に錆びて外せません。私の想像では1年半でここまでになる使い方は。基本は腕に着けたままです、もちろん寝るときも。そして風呂もです。でなければこうはなりません。

調整プッシュボタンですが錆びて動きません。
これで保証中だから新品に交換しろですから。
1年と6ヶ月ですし出来ない事を伝えると腕時計を投げつけて帰って行きました。

簡単に腕時計を投げる事ができるのですから時計が動かないのは投げた為でしょう。

それから10日後にやって来て「先日、置いて帰った腕時計、
まだ新しいし、いくらからで引き取れ」ですから。

置いて行かれた腕時計はありません。ぶつけて帰られた腕時計の事ですか?
と言っておきましたが無茶苦茶なおっさんでした。
壊れた腕時計なので遠慮無く開けて見ましょう。

裏蓋はご存じプラスチック。

こう書いてあります。これがムーブメント。

 

これはコイルではなくてアンテナですね。「NO JEWELS」NO なら最後の”S”は要らないのでは?

先ずは、竜頭を抜いて。コテコテですね。

竜頭パイプもチェックします。もっと複雑かと思ってましたが意外にシンプルなムーブメント。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。ムーブメントを取り出して驚き。あれだけコテコテなのに内部には全く水の侵入無し。

何処をみても綺麗な状態、パッキンがシッカリ効いてます。
この腕時計は10気圧をうたっていましたが、本当に効いております。
これ基礎知識の防水性能の所でも書きましたが。
”最初の電池交換までは何やっても結構大丈夫”の証拠なのです。
この腕時計はエコドライブですから本来はお客様は電池交換には行きません。
よって裏蓋を開けられることもなく5年も経過して、この使い方では内部は水浸しでしょう。

そういう方に限って”最初は大丈夫だった”となって水掛け論になります。

「2006年から開始の時計の洗浄の様子。そしてお申し込みフォームは”akiyose.com”で」

シチズン腕時計電池交換トップ。2005年9月(記述)/2017.8.31修正