シチズン腕時計(CITIZEN)エクシードEXCEED2730-274の電池交換修理
シチズン腕時計(CITIZEN)エクシードEXCEED2730-274の電池交換修理です。エクシードの超硬質ケース・サファイアガラスの腕時計ですが裏蓋の開け方に特徴があります。見た目は結構使用感がありますが、超硬質ケースだけにキズがありませんから20年くらいの使用でも輝いております。
文字盤のEXCEEDロゴ。5bar Resistantですから5気圧防水。日常生活防水の事です。
これがキャリバーです。ケースサイドからみてもこの美しさが伝わるでしょうか?
この腕時計のベルトの外し方は「Cリング」タイプ。もっとも電池交換のこの部分は外しませんがベルト調整をする方は下記リンクの「Cリング」を参照してください。裏蓋はネジ6本で留まっております。
これがキャリバー(裏蓋記載)。6本のネジを外した所です。良く見て頂きたいのは裏蓋とベルトが一体になって繋がっているのが分かりますでしょうか?
よってネジを外してそのままベルトを持って持ち上げると、この様にベルトと裏蓋が一緒に持ち上がります。もっともご覧の様にかなり錆びておりますから実際には持ち上げたのみでは外れません。これが外れたケース。裏蓋を開けるとケースの縁が必ず汚れております。これを拭き取らないと湿気や汚れが更に付着しやすくなり裏蓋周辺に湿気が溜まりやすくなります。腕時計には良い環境ではありません。
本来はムーブメントを腕時計のケースから取り出してケースの掃除するのがベストですが、慣れない方には作業が難しいですからムーブメントに触れないように綿棒などで拭き取ってください。
こちらが裏蓋の裏側です。パッキンが効いて内部のムーブメントを守っていたのが良くわかります。横から見ればこの様になっております。
電池交換はこのネジを緩めるのみです。外しては作業が難しくなります。
写真では電池を金属のピンセットで摘んでおりますが、撮影の都合上であって実際には電池の出し入れはプラスチックのピンセットで作業します。
ここまで錆びれば電池交換の作業よりも錆落としと磨きで30分くらいの作業になります。もう少し「5気圧防水」であることは理解の上でご使用頂きたいところですが、使っている方には内部は見えませんから「電池交換さえすれば普通に動いている」となるのは仕方がないか?
「2006年から開始の時計の洗浄の様子。そしてお申し込みフォームは”akiyose.com”で」
シチズン腕時計電池交換トップへ 。2005年9月(記述)/2017.9.4修正